子宮頸がん検診は毎年受けているという方も多いでしょう。
身体の異常には、なるべく早く気づいてしっかり向き合いたいものですよね。
そこで今回のMOREDOORでは、「婦人科疾患に気づいたきっかけエピソード」をご紹介します。
監修医
Aさんの場合……
私の場合は、子宮頸がんの前段階である中度異形成でした。
会社員時代に年に一度の健康診断がありました。
前の年には異常はありませんでしたが、29歳のときに初めて引っかかりました。
要精密検査と記載があり、すぐに婦人科の予約を取り1週間後に受診。
結果は子宮頸がんではないものの、医師から中度異形成と診断されました。
症状はまったくありませんでした。
どんな治療を受けましたか?
定期的に検診を受けてもらい、高度異形成に進んだ場合は手術を行うと説明がありました。
そのため3ヶ月ごとの経過観察となりました。
息子を出産した産婦人科で受診したのですが、その病院では手術ができないので、手術の際には別の病院を紹介するとのことです。
世の女性陣へ伝えたいことは?
子宮頸がんの前段階である異形成には、これといった症状がありません。
私の場合、消滅したため手術の必要はなくなりましたが、定期的な検診を受けることになりました。
しかし、がんに進行する可能性もあったと考えると、検診を受けておいてよかったと思います。
無症状の病気を発見できるのは検診のみだと思います。
婦人科というと少し行きずらいと感じてしまいますが、子宮頸がんは前段階で食い止められる病気です。
ぜひ定期的な検診を受けましょう。
※毎月の生理が「いつもと違う」「量が多い」と感じたり、「健診や他の病院で貧血がある」と言われたら、なるべく早めに婦人科に行くことをおすすめします。かかりつけの婦人科医をもつのもよいので、検討してみてください。
定期的に検診を……
年に一度の健康診断で引っかかり、子宮頚部の中度異形成と診断されたAさん。
Aさんは、その後も定期的な検診を受けているようです。
皆さんも、自覚症状がなくても定期的な検診を受けてみてくださいね。
今回は「婦人科系疾患に気づいたきっかけの話」をお届けしました。
※監修医:新見正則医院院長、新見正則
※この記事は編集部に寄せられた実話ですが、すべての方が当てはまるとは限りません。
必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
(MOREDOOR編集部)