『太ったのかな…?』内臓エコーで「下腹膨満」という結果が…→婦人科を受診して判明した疾患

『太ったのかな…?』内臓エコーで「下腹膨満」という結果が…→婦人科を受診して判明した疾患

歳と共にいろいろな変化が現れる女性の身体。

女性特有の病気に不安はあっても、なかなか自分では気づきにくいものですよね。

そこで今回のMOREDOORでは、「婦人科疾患に気づいたきっかけエピソード」をご紹介します。

監修医

▶︎新見正則医院

▶︎ネットメディア記事掲載実績

Dさんの場合……

私の場合は、子宮筋腫でした。

3年ほど前に、ちょっと下腹が出てきて、太ったのかなと思っていました。

その年の健康診断で、内臓エコーの結果に「下腹膨満」と書かれ、婦人科で受診することに。

どんな治療を受けましたか?

近くの婦人科で内診を受け、筋腫の大きさを計り、10cmを超える大きさだったので「手術をした方がよい」と言われました。

「大きな病院を紹介する。希望はありますか」と聞かれたので、家から近い大学病院を紹介してもらいました。

即手術かと思ったら、私の場合は月経過多などの自覚症状がなく、生活に不便がないので、「希望するなら手術もできるけれども、希望しないなら、閉経までそれほど長くないと思われるし半年ごとの経過観察で十分」との診断を受け、今も経過観察中です。

世の女性陣へ伝えたいことは?

「大きな筋腫=手術」と思うかもしれませんが、辛い自覚症状がなければ私のように経過観察で閉経を待つ手もあります。

月経過多などの辛い症状がある場合は、なおのこと婦人科で受診しましょう。

※毎月の生理が「いつもと違う」「量が多い」と感じたり、「健診や他の病院で貧血がある」と言われたら、なるべく早めに婦人科に行くことをおすすめします。かかりつけの婦人科医をもつのもよいので、検討してみてください。

違和感を覚えたら早めに病院へ

下腹が出てきたのは、子宮筋腫が原因だったというDさん。

Dさんは健康診断をきっかけに疾患が見つかり、現在も経過観察を続けているようですね。

皆さんも、定期的な検診を心がけ、身体に違和感を覚えたときは病院で受診してみてくださいね。

今回は「婦人科系疾患に気づいたきっかけの話」をお届けしました。
※監修医:新見正則医院院長、新見正則

※この記事は編集部に寄せられた実話ですが、すべての方が当てはまるとは限りません。
必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
(MOREDOOR編集部)

新見正則

新見正則

新見正則医院 院長

新見正則医院院長。

1985年慶應義塾大学医学部卒業。98年移植免疫学にて英国オックスフォード大学医学博士取得(Doctor of Philosophy)。

2002年より帝京大学医学部博士課程指導教授(外科学、移植免疫学、東洋医学)。2013年イグノーベル医学賞受賞(脳と免疫)。

20代は外科医、30代は免疫学者、40代は漢方医として研鑽を積む。

現在は、世界初の抗がんエビデンスを獲得した生薬フアイアの啓蒙普及のために自由診療のクリニックでがん、難病・難症の治療を行っている。

新見正則医院では世界初の抗がんエビデンスを獲得した生薬「フアイア」を使用。

最新刊『フローチャート整形外科漢方薬』はAmazonで三冠(臨床外科、整形外科、東洋医学)に輝きました。

新見正則の生き方論は以下の最新刊も参考にしてください。

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