定期的に健康診断を受けている方は多いでしょう。
自覚症状がなくても、健康診断をきっかけに疾患に気づくこともあります。
そこで今回のMOREDOORでは、「疾患に気づいたきっかけエピソード」をご紹介します。
監修医
Fさんの場合……
私の場合は、乳管内乳頭腫でした。
自覚症状はなく乳房のしこりにも気づきませんでしたが、健康診断で受けたマンモグラフィー検査で、「所見あり」と記されていました。
近くの病院で乳腺エコーの検査を行って、その結果「悪いもの(=乳がん)ではないように見えるが、何かがあるのは確かなので、大学病院を紹介する」と言われ、紹介状をもらいました。
どんな治療を受けましたか?
大学病院では、乳腺外科でマンモグラフィーとエコーの検査を念入りに行われ、見た目から悪いもの(=乳がん)ではないようには見えるが念のためMRIを撮ろうと言われ、数週間後にMRI検査を受けました。
結果は、乳がんの疑いが否定できないもので、乳房に針を刺して細胞を取る「生検」を受けることに。
悪性の細胞は見つからず、乳管内乳頭腫という病名をつけられました。
半年〜1年に一度の経過観察が続いています。
今年も「生検」を受け、再び良性と診断されました。
世の女性陣へ伝えたいことは?
自分では気づかないレベルの腫瘍を見つけられるので、検診を受けるのは大切だと思います。
私は乳がんで親族や知り合いを複数亡くしました。
マンモグラフィー検査は痛いし、何か見つかったら怖いし、生検(これもかなり痛い検査です)にまで至ったときは検査結果を待つのに生きた心地がしませんでした。
それでも、検査は受けた方がよいです。
定期的な健康診断を……
健康診断をきっかけに、病院で受診し乳管内乳頭腫という病名をつけられたFさん。
Fさんは診断後は、経過観察を続けているようですね。
皆さんも、定期的な健康診断を受け、気になる症状があるときは医師に相談してみてくださいね。
今回は「疾患に気づいたきっかけの話」をお届けしました。
※監修医:新見正則医院院長、新見正則
※この記事は編集部に寄せられた実話ですが、すべての方が当てはまるとは限りません。
必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
(MOREDOOR編集部)