なかなか子どもを授からなくて…→婦人科を受診して判明した病

なかなか子どもを授からなくて…→婦人科を受診して判明した病

子どもが欲しいけど、なかなか授からず悩んでいる方もいるでしょう。

避妊をしていないのに妊娠しないのには、婦人科疾患が隠れている可能性もあります。

そこで今回のMOREDOORでは、「婦人科疾患に気づいたきっかけエピソード」をご紹介します。

監修医

▶︎新見正則医院

▶︎ネットメディア記事掲載実績

Hさんの場合……

私の場合は、両側卵管水腫でした。

結婚してしばらく経つのに、子どもを授かる気配がなく、婦人科へ行き病気に気づきました。

水っぽいおりものが多いような気はしていましたが、痛みなどの自覚症状はありませんでした。

どんな治療を受けましたか?

卵管造影検査、子宮鏡検査、MRI、子宮のフローラ検査などをしました。

その合間に排卵を起こす注射をしたり、排卵を促す薬を飲んだりしていました。

最終的には体外受精のために、自己注射をしました。

世の女性陣へ伝えたいことは?

不妊治療は孤独との闘いだと思います。

どんなに頑張っていても、近くにいる夫にすらすべて理解してもらえることはないと思います。

たまに、SNSで同じように戦っている方と情報交換したり、愚痴をこぼしたりすると心が落ち着きます。

※毎月の生理が「いつもと違う」「量が多い」と感じたり、「健診や他の病院で貧血がある」と言われたら、なるべく早めに婦人科に行くことをおすすめします。かかりつけの婦人科医をもつのもよいので、検討してみてください。

悩んだときは早めに医師に相談を

子どもを授かる気配がなかったのは、両側卵管水腫が原因だったというHさん。

Hさんは最終的には体外受精のため自己注射をしたようですね。

皆さんも妊娠しづらかったり、おりものに異常を感じたりしたときは、早めに医師に相談してみてくださいね。

今回は「婦人科系疾患に気づいたきっかけの話」をお届けしました。
※監修医:新見正則医院院長、新見正則

※この記事は編集部に寄せられた実話ですが、すべての方が当てはまるとは限りません。
必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
(MOREDOOR編集部)

新見正則

新見正則

新見正則医院 院長

新見正則医院院長。

1985年慶應義塾大学医学部卒業。98年移植免疫学にて英国オックスフォード大学医学博士取得(Doctor of Philosophy)。

2002年より帝京大学医学部博士課程指導教授(外科学、移植免疫学、東洋医学)。2013年イグノーベル医学賞受賞(脳と免疫)。

20代は外科医、30代は免疫学者、40代は漢方医として研鑽を積む。

現在は、世界初の抗がんエビデンスを獲得した生薬フアイアの啓蒙普及のために自由診療のクリニックでがん、難病・難症の治療を行っている。

新見正則医院では世界初の抗がんエビデンスを獲得した生薬「フアイア」を使用。

最新刊『フローチャート整形外科漢方薬』はAmazonで三冠(臨床外科、整形外科、東洋医学)に輝きました。

新見正則の生き方論は以下の最新刊も参考にしてください。

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