避妊効果や生理痛の緩和など、さまざまな効果をもたらす低容量ピル。
メリットがある一方で、デメリットについても気になりますよね。
ピルについて正しく学びましょう!
噂の真相は?
解説!
ピルの服用と体重増加には、直接的な関係はありません。
ただし、ピルを使うことで体重に変化が起こるケースもあり、一時的にむくみやすくなる場合があります。
それはホルモンバランスを調整する薬なので、体の水分量や筋肉量に微妙な変化が起きるからです。
もし体重の変化が気になる場合、産婦人科医に相談してみましょう。
ピルの服用と直接関係があるものは?
また副作用として気分変調が挙げられることがありますが、これも直接的な因果関係はありません。
直接的な関係があるものとして、不正出血が起こることはあるでしょう。
ピルのメリットは?
このようにピルにはデメリットもありますが、以下のようなメリットをもたらします。
・生理痛の緩和
・生理の出血量を軽減
・月経前症候群(PMS)の緩和
(ピルを飲むと排卵が止まり、女性ホルモンの変動がなくなります。そのことによってPMSが軽快します)
・生理周期の調整
(生理のタイミングが予想できるので、予定を立てやすくなります)
ピルを飲むことで、日常的な恩恵を受けることができるんですね。
メリットとデメリット、どちらも理解した上で服用を検討してみてくださいね。
参考:低用量経口避妊薬、低用量エストロゲン・プロゲストーゲン配合剤
ガイドライン
ライター
草案
助産師:MellowingCokeめい
監修医:新見正則医院院長、新見正則
1985年慶應義塾大学医学部卒業。1998年移植免疫学にて英国オックスフォード大学医学博士取得(Doctor of Philosophy)。
2002年より帝京大学医学部博士課程指導教授(外科学、移植免疫学、東洋医学)。
2013年イグノーベル医学賞受賞(脳と免疫)。20代は外科医、30代は免疫学者、40代は漢方医として研鑽を積む。
現在は、世界初の抗がんエビデンスを獲得した生薬フアイアの啓蒙普及のために自由診療のクリニックでがん、難病・難症の治療を行っている。
新見正則医院では世界初の抗がんエビデンスを獲得した生薬「フアイア」を使用。
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