首や肩などにつったような痛みがある、張っているといった悩みはありませんか?
痛みや症状が改善しない場合には、何らかの疾患が原因であることもあります。
そこで今回は、「疾患に気づいたきっかけエピソード」をご紹介します。
監修医
Kさんの場合……
去年の夏、急に肩や胸がつり始めたKさん。
しばらく休んでいれば痛みは治まるだろうと考えていましたが、痛みはほとんど和らぎませんでした。
それでも勤務時間が終わるまで我慢し、定時になるとすぐに帰宅。
しかし、家で休んでも痛みは全く治まらず、おかしいと思い近くの内科で診てもらうことに。
検査の結果、驚くべき事実が明らかに。
なんと自然気胸と診断され、直ちに入院が必要とのことでした。
どんな治療を受けましたか?
右の肺に穴が空いていたため、胸腔ドレナージという処置を行いました。
これは肋骨の間からチューブを挿入し、持続的に胸腔内の空気を排出する治療法です。
チューブを挿入した後は、自然に穴が塞がるのを待つだけでした。
伝えたいことは?
肩や胸あたりをつって治らない場合、早急に病院へ行くことをKさんはおすすめしています。
肺は非常に重要な部分であるため、痛みを無視することは避けてください。
違和感があるときは早めに専門家へ
突然肩や胸がつり、痛みが出てきたのは、自然気胸が原因だったというKさん。
体に違和感があれば、なるべく早く専門家に相談することが大切です。
自己判断で様子を見た場合、病状が悪化する恐れもあります。
皆さんも、違和感を覚えたときは早めに専門家へ相談してみてくださいね。
今回は「疾患に気づいたきっかけのお話」をお届けしました。
※監修医:新見正則医院院長、新見正則
※この記事は編集部に寄せられた実話ですが、すべての方が当てはまるとは限りません。
必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
(MOREDOOR編集部)