卵子について、どれくらい知っていますか?
女性の卵巣だけに存在し、子どもを授かるために大切なものです。
しかし、その仕組みや数についてはあまり知られていませんよね。
卵子について学ぶことで、自分の身体への理解を深めましょう!
監修:ひなたクリニック院長、三橋 裕一
1964年生まれ。福島県会津若松市出身で2007年に札幌でひなたクリニックを開業。
産婦人科医の傍ら、総合格闘技のリングドクターとしても活動。
新事業の『内診台を使用したVIO脱毛』に日々奮闘中。
1964年生まれ。福島県会津若松市出身で2007年に札幌でひなたクリニックを開業。
産婦人科医の傍ら、総合格闘技のリングドクターとしても活動。
新事業の『内診台を使用したVIO脱毛』に日々奮闘中。
問題です!
解説!
一生のうち、400〜500個の卵子が排卵されます。
卵子が排卵される仕組みを確認してみましょう。
女性の卵巣には生まれた時に、卵子の元になる細胞(卵母細胞)が備わっています。
その数は100万~200万個と言われており、生まれた後に卵母細胞が作られることはありません。
1回の排卵では、およそ1000個の卵胞細胞が消費され、そのうち成熟した卵子1個が排卵されます。
一気に1000個も減ってしまうなんて驚きですよね。
そのため卵胞細胞は、年齢とともに減少。
生まれた時には100万~200万個だったものが、10代では30万個、20代では10万個に。
そして、37歳頃を過ぎると急速に減少し、およそ1000個以下になると閉経します。
卵子の数を知る方法は?
現代では、卵子の数を把握することが可能です。
AMH(Anti-Mullerian Hormone)の値を調べることで、卵巣の中にどれくらい卵胞が残っているかを把握できます。
AMHとは、抗ミュラー管ホルモンと呼ばれるもので、卵胞から分泌されるホルモンのこと。
AMH値が⾼いほど、これから育つ卵胞が卵巣内に多く残っていることを意味し、今後排卵できる期間は長くなります。
AMH検査は、「卵巣年齢検査」「卵巣予備能検査」とも呼ばれます。
気になる方は、不妊専門クリニックや産婦人科に相談してみましょう。
ライター
草案
助産師:MellowingCokeめい
※監修医:ひなたクリニック院長、三橋裕一
(MOREDOOR編集部/イラスト:ちり)