【低用量ピル】服用するとリスクが高まる可能性のある病気は?

【低用量ピル】服用するとリスクが高まる可能性のある病気は?

さまざまなメリットのあるピル。
生理日をコントロールできたり、避妊効果があったり……。
ピルの服用に興味がある人も多いのではないでしょうか。

ただ、服用するうえで大切なのは、メリットとデメリットの両方を把握すること。
クイズを通して、ピルへの知識を深めましょう!

監修:ひなたクリニック院長、三橋 裕一
1964年生まれ。福島県会津若松市出身で2007年に札幌でひなたクリニックを開業。
産婦人科医の傍ら、総合格闘技のリングドクターとしても活動。
新事業の『内診台を使用したVIO脱毛』に日々奮闘中。

ひなたクリニック

クイズ!

解説!

ピルを使用することで、体内の血液が凝固し血管を詰まらせるリスクが上がります。
血液が正常に流れなくなることで起こる症状で、重篤な合併症を引き起こすことも。
とくに40代以上では血栓症のリスクが高まります。

ただし、ピルを使用している多くの女性は問題なく使用できており、発症する確率は非常に低いです。

こんな人は、要注意

下記に当てはまる人は、注意が必要です。

・喫煙者であること
・糖尿病や脂質異常症であること
・高血圧や循環器系の疾患を抱えていること
・肥満であること
・家族に血栓症の既往があること
・前兆を伴う片頭痛があること

当てはまる人は、血栓症を発症するリスクがあります。
ピルの服用は控えましょう。

ピルのメリット

もちろん、ピルにはメリットもたくさん。

生理痛の緩和や月経不順の改善、PMSの改善、生理の経血量が軽くなる、などの効果があります。
また、ホルモンバランスが保たれることで、ニキビの改善につながるケースも。

医師の指示に従って服用することで、安心してメリットを享受できるでしょう。
血栓症のリスクが低く、定期的に受診している場合、数年〜数十年単位で服用可能です。

疑問や不安がある場合は、遠慮せずに産婦人科に相談を。

参考:わが国における女性ホルモン剤使用に関連する血栓塞栓症の現況

参考:的野ウィメンズクリニック

イラスト出典:性教育いらすと

性教育いらすと代表佐藤ちと様Twitter

ライター

草案

助産師:MellowingCokeめい


※監修医:ひなたクリニック院長、三橋裕一
※イラスト:性教育いらすと/ちり
(MOREDOOR編集部)