歩けないほどの動悸!?30代で病院を受診して判明した“原因”とは

歩けないほどの動悸!?30代で病院を受診して判明した“原因”とは

息切れや動悸に悩まされていませんか?

なかには、歩けないほどの状態になり、病院を受診した方もいるようで……。

そこで今回は、「疾患に気づいたきっかけエピソード」をご紹介します。

Eさんの場合……

「甲状腺機能亢進症(バセドウ病)」に苦しみました。

30代前半のとき、毎日疲れやすさを感じ、少し歩くだけで息切れや動悸が。

しばらくは体調の変化を年齢によるものだと思い込み、放っておきましたが、ある日突然動悸と疲労感がひどくなり、窓際まで歩けないほどの状態に。

受診した循環器科で甲状腺機能亢進症を疑われ、専門科を紹介された結果、バセドウ病と判明。

治療を受けて一度寛解した後に再発し、現在は寛解に向かって回復中です。

どんな治療を受けましたか?

投薬治療を行いました。

メルカゾールとヨウ化カリウムなどのお薬が使用され、病状によってバランスを考慮して処方されました。

徐々に薬の量を減らし、寛解へ向かっています。

伝えたいことは?

バセドウ病は若い女性に多い病気ですが、30代になってから発症する場合も。

とくに「バセドウ病眼症」と呼ばれる眼球突出の症状に気を付けることも重要です。

体調に変化を感じたら、若くないから仕方がないと諦めずに、受診しましょう。

早めの治療開始が症状進行を防ぐことにつながるかもしれません。

違和感があるときは早めに専門家へ

皆さんも、体に異変を感じたら早めに専門家に受診してみてくださいね。

今回は「疾患に気づいたきっかけのお話」をお届けしました。

※この記事は編集部に寄せられた実話ですが、すべての方が当てはまるとは限りません。
必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

監修医:新見正則医院院長、新見正則

1985年慶應義塾大学医学部卒業。1998年移植免疫学にて英国オックスフォード大学医学博士取得(Doctor of Philosophy)。
2002年より帝京大学医学部博士課程指導教授(外科学、移植免疫学、東洋医学)。
2013年イグノーベル医学賞受賞(脳と免疫)。20代は外科医、30代は免疫学者、40代は漢方医として研鑽を積む。
現在は、世界初の抗がんエビデンスを獲得した生薬フアイアの啓蒙普及のために自由診療のクリニックでがん、難病・難症の治療を行っている。
新見正則医院では世界初の抗がんエビデンスを獲得した生薬「フアイア」を使用。
最新刊『フローチャート整形外科漢方薬』はAmazonで三冠(臨床外科、整形外科、東洋医学)。
下記も好評発売中。
「しあわせの見つけ方 予測不能な時代を生きる愛しき娘に贈る書簡32通」

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(MOREDOOR編集部)

新見正則

新見正則

新見正則医院 院長

新見正則医院院長。

1985年慶應義塾大学医学部卒業。98年移植免疫学にて英国オックスフォード大学医学博士取得(Doctor of Philosophy)。

2002年より帝京大学医学部博士課程指導教授(外科学、移植免疫学、東洋医学)。2013年イグノーベル医学賞受賞(脳と免疫)。

20代は外科医、30代は免疫学者、40代は漢方医として研鑽を積む。

現在は、世界初の抗がんエビデンスを獲得した生薬フアイアの啓蒙普及のために自由診療のクリニックでがん、難病・難症の治療を行っている。

新見正則医院では世界初の抗がんエビデンスを獲得した生薬「フアイア」を使用。

最新刊『フローチャート整形外科漢方薬』はAmazonで三冠(臨床外科、整形外科、東洋医学)に輝きました。

新見正則の生き方論は以下の最新刊も参考にしてください。

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