PMSが原因で、生理前にイライラしたり気分の落ち込みが激しくなったりする女性は多いですよね。
でもそれが、PMSではなく体からの“サイン”だったら……?
今回は、34歳で健康診断にひっかかり、婦人科へ通うことになったAさんのエピソードをご紹介します。
Aさんの場合……婦人科へいったキッカケ
私の場合は、34歳で健康診断を受けたとき、コレステロール値が高いということがわかりました。
以前から体全体が火照ったり、イライラするという現象も感じていたので医療機関で何か具合が悪いのではないかと診てもらおうと思いました。
医師からどんなことを言われましたか?
血液検査の結果、女性ホルモンの分泌量が極めて少ないということがわかりました。
医師からは「すでに更年期を迎えている状態」といわれ、かなりショックを受けたものです。
どんな治療をうけましたか?
毎日ホルモン剤を服用して、本格的な更年期の症状が体に現れないようにしています。
また、ストレスを発散することも必要だといわれ、ヨガ教室に通っています。
世の女性陣へ伝えたいことは?
女性ホルモンが低下した理由は育児と仕事から来るストレスが大きな原因でした。
まだ更年期を迎えるには早い年齢で、なるべく日常生活でストレスを溜めないように気をつけています。
これから更年期を迎える女性に言えることは、早い段階で専門医に診断を仰げば適切な対応策を提示してくださり、楽に更年期を乗り切れるということです。
相談できる婦人科医を見つけよう
なんと34歳の若さで女性ホルモンの分泌量が極めて少なく、「すでに更年期を迎えている状態」と医師から告げられたAさん。
更年期といえば50代くらいの印象がありますが、本当に個人差があるんですね。
漢方薬での処方や、肌に貼るパッチタイプのホルモン剤などもありますので、ぜひ相談できる婦人科医を早めに見つけて、人生の味方になってもらってくださいね。
今回のMOREDOORは「更年期に気づいたきっかけの話」をお届けしました。
※この記事は編集部に寄せられた実話ですが、すべての方が当てはまるとは限りません。
必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
監修医:新見正則医院院長、新見正則
1985年慶應義塾大学医学部卒業。1998年移植免疫学にて英国オックスフォード大学医学博士取得(Doctor of Philosophy)。
2002年より帝京大学医学部博士課程指導教授(外科学、移植免疫学、東洋医学)。
2013年イグノーベル医学賞受賞(脳と免疫)。20代は外科医、30代は免疫学者、40代は漢方医として研鑽を積む。
現在は、世界初の抗がんエビデンスを獲得した生薬フアイアの啓蒙普及のために自由診療のクリニックでがん、難病・難症の治療を行っている。
新見正則医院では世界初の抗がんエビデンスを獲得した生薬「フアイア」を使用。
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