生理前の体の不調で辛い思いをしていませんか?
なかには気分の落ち込みもあり、婦人科で思わぬ診断をされた方もいるようです。
そこで今回のMOREDOORでは、「婦人科疾患に気づいたきっかけエピソード」をご紹介します。
Tさんの場合……
20代後半から気分の落ち込みや焦燥感があり、苦しくなるほど酷くなることが多かったので心療内科を受診して抗うつ薬を処方してもらっていました。
30代になり、更に生理前の吐き気やめまいも酷くなったため婦人科を受診したところ、「気分の落ち込みも生理周期に伴っていませんか?恐らく全てPMSの症状ですよ」と診断されました。
精神的な症状はずっと婦人科と関係ないと思っていたので驚きました。
どんな治療を受けましたか?
抗うつ薬をお休みして低用量ピルを使用しました。
疑いたくなるほどに生理前の諸症状がなくなり、毎日の生活が楽になりました。
妊活中なのもあって服用は1年ほどで、その後は漢方薬で様子を見ています。
今は気分の乱高下はなく、すこし落ち込むことがあっても「ホルモンのせい」と割り切ることができています。
世の女性陣へ伝えたいことは?
PMSの症状は本当に人それぞれで多岐に渡るみたいです。
生理の問題ではなく、生理前の問題だったので何となく婦人科を受診しにくく思っていたのですが、お薬でとても楽になりました。
※毎月の生理が「いつもと違う」「量が多い」と感じたり、「健診や他の病院で貧血がある」と言われたら、なるべく早めに婦人科に行くことをおすすめします。かかりつけの婦人科医を持つのもよいので、検討してみてください。
違和感を覚えたときは婦人科へ
気分の落ち込みや焦燥感、そして生理前の吐き気やめまいは、全てPMSが原因だったというTさん。
Tさんは低用量ピルの服用で生理前の諸症状がなくなったようですね。
皆さんも、気分の落ち込みや生理前の吐き気など、辛い症状があるときはすぐに病院で医師に相談してみてくださいね。
今回は「婦人科系疾患に気づいたきっかけの話」をお届けしました。
※この記事は編集部に寄せられた実話ですが、すべての方が当てはまるとは限りません。
必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
監修医:新見正則医院院長、新見正則
1985年慶應義塾大学医学部卒業。1998年移植免疫学にて英国オックスフォード大学医学博士取得(Doctor of Philosophy)。
2002年より帝京大学医学部博士課程指導教授(外科学、移植免疫学、東洋医学)。
2013年イグノーベル医学賞受賞(脳と免疫)。20代は外科医、30代は免疫学者、40代は漢方医として研鑽を積む。
現在は、世界初の抗がんエビデンスを獲得した生薬フアイアの啓蒙普及のために自由診療のクリニックでがん、難病・難症の治療を行っている。
新見正則医院では世界初の抗がんエビデンスを獲得した生薬「フアイア」を使用。
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(MOREDOOR編集部)