毎月訪れる生理、周期が安定しないと不安になってしまいますよね。
中には、生理の遅れで婦人科を受診して疾患が見つかるケースもあるようです。
そこで今回のMOREDOORでは、「婦人科疾患に気づいたきっかけエピソード」をご紹介します。
Yさんの場合……
生理が始まった頃からあまり周期が安定していませんでした。
20歳を越える頃には2ヶ月に1回ぐらいのペースで定着していました。
おかしいのかな?と思いながらも、生理が少ないのは楽だしラッキーくらいに思っていました。
26歳の時、3ヶ月以上生理が来なかったので婦人科を受診。
多嚢胞性卵巣と診断されました。
年齢的に今後出産も希望していたため、とても落ち込みました。
どんな治療を受けましたか?
排卵誘発剤の内服をしました。
生理が来て何日目に受診をしてとのことでしたが、当時シフト制の不規則な仕事をしていたため、スケジュール管理が難しかったです。
毎日薬を飲まなければいけないこと、今後妊娠するまで続けなければならないのかと思い少し負担に感じました。
その後医師と相性が合わず、受診・治療を中断してしまいました。
数年後、妊娠希望で不妊クリニックへ受診。 内服では排卵誘発できず、定期的に注射をするためにクリニックへ通う日々でした。
先のことまで考えて、医師とコミュニケーションを取ることが大事だと思いました。
世の女性陣へ伝えたいことは?
痛みや出血の症状がないので後回しにしてしまいがちですが、今後、妊娠をしたいなどの希望があれば医師へ相談だけでもしていいと思います。
婦人科受診は抵抗があるかもしれませんが、勇気を出して受診してみてください!
※毎月の生理が「いつもと違う」「量が多い」と感じたり、「健診や他の病院で貧血がある」と言われたら、なるべく早めに婦人科に行くことをおすすめします。かかりつけの婦人科医を持つのもよいので、検討してみてください。
違和感を覚えたときは婦人科へ
生理の周期が安定しないのは、多嚢胞性卵巣が原因だったというYさん。
Yさんは、妊娠を希望していたため定期的にクリニックへ通うことになったようです。
皆さんも、毎月の生理に違和感を覚えたときは、すぐに婦人科で医師に相談してみてくださいね。
今回は「婦人科系疾患に気づいたきっかけの話」をお届けしました。
※この記事は編集部に寄せられた実話ですが、すべての方が当てはまるとは限りません。
必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
監修医:新見正則医院院長、新見正則
1985年慶應義塾大学医学部卒業。1998年移植免疫学にて英国オックスフォード大学医学博士取得(Doctor of Philosophy)。
2002年より帝京大学医学部博士課程指導教授(外科学、移植免疫学、東洋医学)。
2013年イグノーベル医学賞受賞(脳と免疫)。20代は外科医、30代は免疫学者、40代は漢方医として研鑽を積む。
現在は、世界初の抗がんエビデンスを獲得した生薬フアイアの啓蒙普及のために自由診療のクリニックでがん、難病・難症の治療を行っている。
新見正則医院では世界初の抗がんエビデンスを獲得した生薬「フアイア」を使用。
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