毎月繰り返す生理の痛み、少しでも軽くしたいものですよね。
あまりひどい生理痛であれば、婦人科系疾患が隠れていることもあります。
そこで今回のMOREDOORでは、「婦人科疾患に気づいたきっかけエピソード」をご紹介します。
Sさんの場合……
私の場合は、子宮内膜症と膀胱炎でした。
社会人1年目のときに急に生理痛がひどくなり、薬を飲んでも治らず、夜も眠れなくなってきたので、初めて産婦人科に行きました。
子宮内膜症と診断され、今では毎日ピルを飲み、生理がこないようにホルモンバランスを整えています。
薬を飲み始めて痛みが和らいでいましたが、数ヶ月後に激しい痛みに襲われて、下腹が痛かったので子宮内膜症が悪化したのかと不安になり、婦人科に行きました。
その際に膀胱炎と診断され、水分不足と診断され、水分を摂るように指示されました。
婦人科で膀胱炎を診てもらえると思っていなかったのと、ピルを飲むことにより、普段以上に水分が必要になることを知りました。
どんな治療を受けましたか?
薬を処方され、毎日ピルを飲み、ホルモンバランスを調整しています。
また、3ヶ月に一度診察を受け、年に一度子宮の検査を受けて、悪化していないかのチェックと問診をしていただいています。
問診の際は気になったことなどの相談も聞いていただけるので、毎回自身の病気について理解ができ、安心できます。
世の女性陣へ伝えたいことは?
痛くなったら無理せずに病院に行ってください。
婦人科で受診するのは確かに恥ずかしいと私も思いましたが、一度行ってしまうと気にならなくなりますし、何より日々の痛みから解放されます。
※毎月の生理が「いつもと違う」「量が多い」と感じたり、「健診や他の病院で貧血がある」と言われたら、なるべく早めに婦人科に行くことをおすすめします。かかりつけの婦人科医をもつのもよいので、検討してみてください。
違和感を覚えたときは婦人科へ
子宮内膜症と膀胱炎だったというSさん。
皆さんも、「いつもと違う」と感じたときは、早めに婦人科で医師に相談してみてくださいね。
今回は「婦人科系疾患に気づいたきっかけの話」をお届けしました。
※この記事は編集部に寄せられた実話ですが、すべての方が当てはまるとは限りません。
必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
監修医:新見正則医院院長、新見正則
1985年慶應義塾大学医学部卒業。1998年移植免疫学にて英国オックスフォード大学医学博士取得(Doctor of Philosophy)。
2002年より帝京大学医学部博士課程指導教授(外科学、移植免疫学、東洋医学)。
2013年イグノーベル医学賞受賞(脳と免疫)。20代は外科医、30代は免疫学者、40代は漢方医として研鑽を積む。
現在は、世界初の抗がんエビデンスを獲得した生薬フアイアの啓蒙普及のために自由診療のクリニックでがん、難病・難症の治療を行っている。
新見正則医院では世界初の抗がんエビデンスを獲得した生薬「フアイア」を使用。
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