体に突然異常を感じて、救急車で運ばれた経験はありますか?
「なにかいつもと違うな」と思っても、ついつい後まわしにしてしまう方もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、「突然救急車で運ばれたエピソード」をご紹介します。
Mさんの場合……
家で寝ていたところ早朝に鈍い痛みが。
そこから強烈な腹痛と吐き気の繰り返し。
気持ち悪さと痛みで、ひたすらトイレの前の床でもがき苦しんでいました。
それを見かねた母が、救急車を呼んでくれました。
どんな治療を受けましたか?
まずは採血をしてCTを撮り、痛み止めの点滴をしながら救命センターの処置室で安静にしていました。
その時は採血に異常がなく、強いて言えば軽い小腸の腫れと言われ、痛み止めと胃薬と整腸剤が処方され、お昼前に帰されました。
その後職場の人に相談した結果、婦人科疾患を疑われたため念のため婦人科を受診することに。
すると、子宮内膜症とわかりました。
婦人科の先生に搬送されたときのことを話すと、「子宮内膜症だったね」と言われました。
世の女性陣へ伝えたいことは?
今まで婦人科にかかったことはなかったので、今回の症状の原因を知ったときは驚きでした。
皆さんも、ある程度体が成熟する時期を過ぎたら婦人科疾患の疑いも持ったほうが良いと思います。
子宮内膜症は早いうちに治療を開始しないと、嚢胞が大きくなり、不妊症の原因になります。
早めの受診と治療の開始が大切だと思います。
違和感があるときは早めに専門家へ
突然の痛みや違和感を感じた場合は、迷わず専門家に相談してみましょう。
身体からの大事なサインを見逃さないようにしてください。
皆さんも、違和感を覚えたときは早めに専門家を受診してください。
今回は「突然救急車で運ばれたエピソード」をお届けしました。
※この記事は編集部に寄せられた実話ですが、すべての方が当てはまるとは限りません。
必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
監修医:新見正則医院院長、新見正則
1985年慶應義塾大学医学部卒業。1998年移植免疫学にて英国オックスフォード大学医学博士取得(Doctor of Philosophy)。
2002年より帝京大学医学部博士課程指導教授(外科学、移植免疫学、東洋医学)。
2013年イグノーベル医学賞受賞(脳と免疫)。20代は外科医、30代は免疫学者、40代は漢方医として研鑽を積む。
現在は、世界初の抗がんエビデンスを獲得した生薬フアイアの啓蒙普及のために自由診療のクリニックでがん、難病・難症の治療を行っている。
新見正則医院では世界初の抗がんエビデンスを獲得した生薬「フアイア」を使用。
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