おりものや生理などの変化は人と比べることが難しく、なかなか気づかないものですよね。
「いつもと違う」と感じたとき、もしかしたら婦人科疾患や性病感染が隠れているかもしれません……。
そこで今回のMOREDOORでは、「婦人科疾患に気づいたきっかけエピソード」をご紹介します。
Jさんの場合……
私は3、4年ほど前にトリコモナスという菌に感染してしまいました。
子宮頸がんの検診ついでに性病検査をしてもらい判明しました。
元々おりものが少し多かったものの、まさか菌に感染しているとは思っていなかったので驚きました。
どんな治療を受けましたか?
かなり前のことなのでハッキリとは覚えていないのですが、薬を飲んでの治療だったと思います。
近所に有名な産婦人科があったので、そちらを選びました。
とても丁寧に説明してくれて安心しました。
「性病と聞くと不安なイメージがあると思いますが、実際あなたが患ったのは性病ではなく菌に感染したと考えていただいて大丈夫です」と言っていただけたので安心しました。
世の女性陣へ伝えたいことは?
性病や性感染症は女性の方はとくに気づきにくいそうです。
パートナーに症状が出たため検査したところ、自分も感染していたということはよくあるそうです。
性病検査は定期的に行うのがいいと知りました。
パートナーと安心して生活するためにも大切なことだと思います。
恥ずかしいなどと思う必要はありません。
読者からの感想は
『性病検査というのは抵抗感を感じますが、パートナーを守るという意味でお互いに受ける必要性を感じました。』
『もしも自分がなっていても気づかないだろうなと思いました。心当たりがあるようなことがあれば、怖がらずにしっかり見てもらうようにします!』
『性病検査は確かになんとなく恥ずかしいという印象があり、ためらってしまいます。でも身体のことを考えて診察に行くべきですね。』
『菌に感染しているのは自分でも分からないと思うので、定期検診が大事なんだなと思いました。』
など、実にさまざまなコメントが寄せられました。
定期的に婦人科で検査を……
Jさんは性病検査を受けた結果、トリコモナス菌に感染していたことがわかりました。
自覚症状がなくても菌に感染していることがあるので、積極的に定期的な検査を受けることをおすすめします。
※毎月の生理が「いつもと違う」「量が多い」と感じたり、「健診や他の病院で貧血がある」と言われたら、なるべく早めに婦人科に行くことをおすすめします。かかりつけの婦人科医をもつのもよいので、検討してみてください。
※この記事は編集部に寄せられた実話ですが、すべての方が当てはまるとは限りません。
監修医:新見正則医院院長、新見正則
1985年慶應義塾大学医学部卒業。1998年移植免疫学にて英国オックスフォード大学医学博士取得(Doctor of Philosophy)。
2002年より帝京大学医学部博士課程指導教授(外科学、移植免疫学、東洋医学)。
2013年イグノーベル医学賞受賞(脳と免疫)。20代は外科医、30代は免疫学者、40代は漢方医として研鑽を積む。
現在は、世界初の抗がんエビデンスを獲得した生薬フアイアの啓蒙普及のために自由診療のクリニックでがん、難病・難症の治療を行っている。
新見正則医院では世界初の抗がんエビデンスを獲得した生薬「フアイア」を使用。
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