日常生活で倒れてしまった経験はありますか?
体調不良や、屋外での作業で倒れた経験があるという方も少なくないはず。
そこで今回は、「倒れてしまったエピソード」をご紹介します。
Eさんの場合……
お風呂で体を洗っているとき、なんとなく程度の気持ち悪さを感じました。
もうすぐで上がるし……と思いそのまま入浴を続けていると、だんだん視界が白黒に。
「これはまずいかも」と思い、急いで浴室を出て、とにかく水分を摂ろうと台所へ行きましたが、そこで意識を失い倒れてしまいました。
どのようにして回復しましたか?
私が倒れた音を聞いて両親が寝室から駆けつけ、両親の声で私もすぐに意識を取り戻しました。
ですが頭の中が「水分を取らなければ」という考えでいっぱいで、自ら立ち上がりコップに手を伸ばそうとしたところで再び意識を失ってしまいました。
この時後頭部を床に打ち、幸い出血などはありませんでしたが、倒れた先や打ち所が悪かったらと思うと、今でもゾッとします。
その後すぐに意識が戻ったので、水分補給をしてしばらく横になり、時間が経つと回復しました。
伝えたいことは?
熱中症や脱水症状の症状自体もそうですが、倒れたことによる怪我も十分に気をつける必要があることを痛感しました。
少しでも体調が悪いと思ったら、とにかく安全な場所でしゃがむなどすることが大切だと思います。
違和感を感じたら早めに処置を
お風呂場で体の異変を感じ、上がったのちに倒れてしまったというEさん。
水分はこまめに摂り、倒れそうと感じたら少しでも安全な体勢を取ることが大切ですね。
皆さんも、身体からの大事なサインを見逃さないようにしましょう。
今回は「倒れてしまったエピソード」をお届けしました。
監修医:新見正則医院院長、新見正則
1985年慶應義塾大学医学部卒業。1998年移植免疫学にて英国オックスフォード大学医学博士取得(Doctor of Philosophy)。
2002年より帝京大学医学部博士課程指導教授(外科学、移植免疫学、東洋医学)。
2013年イグノーベル医学賞受賞(脳と免疫)。20代は外科医、30代は免疫学者、40代は漢方医として研鑽を積む。
現在は、世界初の抗がんエビデンスを獲得した生薬フアイアの啓蒙普及のために自由診療のクリニックでがん、難病・難症の治療を行っている。
新見正則医院では世界初の抗がんエビデンスを獲得した生薬「フアイア」を使用。
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