健康診断や普段とは異なる違和感から病院を受診して、疾患を見つけられたという経験はありますか?
「今はまだ大丈夫」と、病院の受診をついつい後回しにしてしまう人も少なくないはず。
そこで今回は、「疾患に気づくことができたエピソード」をご紹介します。
Cさんの場合……
風邪をひいたときに薬をもらおうと町医者に行きましたが、その時にお医者さんが異変に気付きました。
以前から言っている町医者だったので、変化に気づいてくれたようです。
自分でも、食欲が増したけれど太らない、急に汗をかくようになった、気持ちが不安定などの変化はあったのですが、まだ若かったということもあり特に気にしていませんでした。
血液検査をした結果、甲状腺機能亢進症(バセドウ病)と発覚しました。
どのような治療を受けましたか?
紹介状をもらい、大学病院に通うことになりました。
毎日薬を飲む治療と、定期的な血液検査、エコー検査をしていました。
薬はだんだんと減っていきましたが、薬を飲まなくなるまで10年以上かかりました。
伝えたいことは?
お医者さんが気付いてくれなかったら、治療を始めるのが遅くなっていたと思います。
甲状腺の病気はホルモンの病気なのでいろいろ症状はありますし、先が長い病気ですが、適切な治療をすることが大事だと思います。
違和感を覚えたときは早めに専門家へ
病院で身体の違和感に気づいてもらうことができたというCさん。
自分では「この程度の変化なら大丈夫」と思っていても、専門家を受診した結果、疾患がわかったという例は少なくありません。
今回は「疾患に気づくことができたエピソード」をお届けしました。
※この記事は編集部に寄せられた実話ですが、すべての方が当てはまるとは限りません。
必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
監修医:新見正則医院院長、新見正則
1985年慶應義塾大学医学部卒業。1998年移植免疫学にて英国オックスフォード大学医学博士取得(Doctor of Philosophy)。
2002年より帝京大学医学部博士課程指導教授(外科学、移植免疫学、東洋医学)。
2013年イグノーベル医学賞受賞(脳と免疫)。20代は外科医、30代は免疫学者、40代は漢方医として研鑽を積む。
現在は、世界初の抗がんエビデンスを獲得した生薬フアイアの啓蒙普及のために自由診療のクリニックでがん、難病・難症の治療を行っている。
新見正則医院では世界初の抗がんエビデンスを獲得した生薬「フアイア」を使用。
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(MOREDOOR編集部)