日頃から頭痛に悩まされているという方は案外多いのではないでしょうか?
鎮痛剤を飲んで我慢するという方もいるでしょう。
しかし、中には疾患が隠れていることもあるようです。
そこで今回のMOREDOORでは、「疾患に気づいたきっかけのエピソード」をご紹介します。
Bさんの場合……
私の場合は、髄膜炎(ずいまくえん)を患いました。
結婚し、これからもっと頑張らないとと意気込み、仕事量を増やし遅くまで働く日々でした。
そして、その年の年末のことです。
29日から鎮痛剤を飲んでも消えない頭痛が続き、なんとか我慢しながら31日の午前中で仕事を終わらせました。
久々の連休を迎える前に病院に行っておこうと思い病院へ行くと、先生から「即入院してください」と言われることに。
新婚1年目は、病院で年越しをすることになってしまいました。
どんな治療を受けましたか?
本来なら髄液を取って検査に送り、診断が下るのですが、年末で検査機関が閉まっており、とりあえず抗生物質の点滴をひたすら打ち続けました。
お風呂にも入れず苦痛でしたが、年が明けて検査機関が動き出し、背中の背骨の中の髄液を太い針で取りました。
雷が落ちたのかと思うほど痛かったです。
頭痛があれば、早めに病院へ行ったほうがいいと思います。
違和感を覚えたときは病院へ
鎮痛剤を飲んでも効かない程の頭痛は、髄膜炎が原因だったというBさん。
Bさんは、抗生物質の点滴を打つことでよくなったようですね。
皆さんも、体に違和感を覚えたときはすぐに病院で医師に相談してみてください。
今回は「疾患に気づいたきっかけの話」をお届けしました。
※この記事は編集部に寄せられた実話ですが、すべての方が当てはまるとは限りません。
必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
監修医:新見正則医院院長、新見正則
1985年慶應義塾大学医学部卒業。1998年移植免疫学にて英国オックスフォード大学医学博士取得(Doctor of Philosophy)。
2002年より帝京大学医学部博士課程指導教授(外科学、移植免疫学、東洋医学)。
2013年イグノーベル医学賞受賞(脳と免疫)。20代は外科医、30代は免疫学者、40代は漢方医として研鑽を積む。
現在は、世界初の抗がんエビデンスを獲得した生薬フアイアの啓蒙普及のために自由診療のクリニックでがん、難病・難症の治療を行っている。
新見正則医院では世界初の抗がんエビデンスを獲得した生薬「フアイア」を使用。
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