健康診断や普段とは異なる違和感から病院を受診して、疾患を見つけられたという経験はありますか?
「今はまだ大丈夫」と、病院の受診をついつい後回しにしてしまう人も少なくないはず。
そこで今回は、「疾患に気づくことができたエピソード」をご紹介します。
Bさんの場合……
ある時突然体の怠さ、喉の痛み、微熱程度の若干の体温上昇が見られるようになりました。
疲れが出たのかとも思いましたが、何日経っても治ることはありませんでした。
新型コロナウイルスが流行っていたこともあり、念のために検査を受けましたが何度受けても陰性でした。
そんな時、ふと首の右側面を触ると、2センチくらいのしこりのようなものを発見。
すぐに掛かりつけ医に診てもらうと総合病院に紹介状が書かれ、総合病院を受診しました。
病名は、伝染性単核球症でした。
どのような治療を受けましたか?
まず3ヶ月間激しい運動を制限されました。
当時私は保育士だったため、子ども達と関わることができなくなり辛かったです。
また、特効薬がないとのことで、対症療法と安静にするくらいしかできず、ずっと続く発熱、喉の痛み、体の怠さや運動制限の中で生活しなければならないことが大変でした。
私の場合は熱と怠さ、若干の喉の痛みがあったので主に解熱鎮痛剤を飲んでいました。
完治には3ヶ月ほどかかりました。
伝えたいことは?
新型コロナウイルスが流行っていたこともあり、発熱、喉の痛みや腫れ、体の怠さなど少し区別のつきにくい症状だと思います。
放っておくと約3ヶ月間それと戦わなければいけないので、心当たりがあったら受診することをおすすめします。
とくに、リンパ付近に腫れを見つけた場合は、早めに病院の受診をしましょう。
違和感を覚えたときは早めに専門家へ
身体に異変や違和感を覚えたら、迷わず専門家に相談してみましょう。
身体からの大事なサインを見逃さないようにしてくださいね。
症状を放置せず、早めに適切な処置を受けることが大切です。
今回は「疾患に気づくことができたエピソード」をお届けしました。
※この記事は編集部に寄せられた実話ですが、すべての方が当てはまるとは限りません。
必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
監修医:新見正則医院院長、新見正則
1985年慶應義塾大学医学部卒業。1998年移植免疫学にて英国オックスフォード大学医学博士取得(Doctor of Philosophy)。
2002年より帝京大学医学部博士課程指導教授(外科学、移植免疫学、東洋医学)。
2013年イグノーベル医学賞受賞(脳と免疫)。20代は外科医、30代は免疫学者、40代は漢方医として研鑽を積む。
現在は、世界初の抗がんエビデンスを獲得した生薬フアイアの啓蒙普及のために自由診療のクリニックでがん、難病・難症の治療を行っている。
新見正則医院では世界初の抗がんエビデンスを獲得した生薬「フアイア」を使用。
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