歩けないほどの痒みに襲われ…→婦人科を受診してわかったこととは

歩けないほどの痒みに襲われ…→婦人科を受診してわかったこととは

性行為について、誤解していたという経験はありませんか?

中には、性行為についての知識が少なく、不安になった方も……。

そこで今回のMOREDOORでは、「性に関する誤解エピソード」をご紹介します。

監修者:ひなたクリニック院長、三橋 裕一
1964年生まれ。福島県会津若松市出身で2007年に札幌でひなたクリニックを開業。
産婦人科医の傍ら、総合格闘技のリングドクターとしても活動。
新事業の『内診台を使用したVIO脱毛』に日々奮闘中。

ひなたクリニック

29歳、会社員のEさんの場合……

大学生のころ、大学の先輩と性行為をすることになりました。
当時は知識も経験もさほどなく、相手に言われるがままに望まれたことをしていました。

しかし、性行為の前後にシャワーも浴びず、相手の散らかった部屋で何回もしていると、カンジダにかかり、歩けないほどの痒みに襲われました。

病院に行くと「もともと珍しい病気ではないけれど、清潔ではない状態で性行為をするとかかりやすいので、きちんと前後にシャワーを浴びて清潔にしないと」と言われましたが、そんなこと初耳でした。

そのときの心情は?

最初は何の病気かもわからず、とにかく不安でした。

彼に相談することも恥ずかしくて、不潔に思われたら関係ごと終わってしまうかもと思い言い出せず、病院に行ったことは誰にも話せていません。

あとは本当に辛い痒みだったので、二度とあのような思いはしたくないと思っています。

大人に向けた性教育にどんなことを期待しますか?

勢いのままに性行為をすると、さまざまなリスクがあると思います。
妊娠のリスクだけでなく、性病のリスクについて、大人はもっと知る必要があると思います。

子どもに向けた性教育にどんなことを期待しますか?

コンドームを付けることの大切さは避妊だけではなく、性病を防ぐことにもつながると教えてほしいです。

(29歳/会社員)

正しい情報を見分ける力を……

清潔ではない状態で性行為をし、カンジダになったというエピソード。

パートナーにも誰にも相談できず、不安だったというEさん。

皆さんも、「性に関する誤解」をしていた経験はありませんか?


※この記事は編集部に寄せられた実話ですが、すべての方が当てはまるとは限りません。
必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
(MOREDOOR編集部)

三橋裕一

三橋裕一

ひなたクリニック院長

1964年生まれ。医師になり28年目。

福島県会津若松市出身で2007年に札幌でひなたクリニックを開業。産婦人科医の傍ら、総合格闘技のリングドクターとしても活動。

趣味はお酒とバイクジムカーナ。

利き酒師やフードマイスターの資格も保有。新事業の『内診台を使用したVIO脱毛』に日々奮闘中。