授業中、お腹に違和感を覚えると女性の場合「生理かも」と不安になりますよね。
そんなときに、理解のない言葉を言われると驚いてしまうもの。
今回はそんな「生理に関する衝撃のひと言」エピソードを紹介します。
29歳、会社員Sさんの場合……
学生のとき、授業中にお腹に違和感を覚えました。
「これは生理が来るかもしれない」と思い、男性の先生でしたが「お腹が痛いのでトイレに行きたい」と伝えてトイレに行きました。
すでに少し出血していたので、ナプキンを装着し教室に戻りました。
すると「遅い!なんだ生理か?きちんと事前に準備しておけ!」と言われ、恥ずかしくて何も言えず、そのまま席に着きました。
そのときの心情は?
共学だったので男子生徒もいました。
クラスメイトの前で「この人は生理だ」と言われる恥ずかしさや、悔しい気持ちでいっぱいでした。
こんなデリカシーのない人が人に指導するなんてあり得ないという怒りもありました。
言った人へどんな対応をしましたか?
そのときは恥ずかしい気持ちでいっぱいで何も言えず、帰宅してから悔し泣きしました。
このようなことが起こらないために性教育の中で教えて欲しいことは?
男性も女性も、生理はあって当たり前のものだと理解するべきですが、身体のことだから不用意な発言はするべきではないと教えて欲しいです。
同棲中のパートナーから言われた人も……
自身の体験談を描く漫画家みわ柴(@miwashibachan)さんの「生理で別れた話」でも、生理に関する衝撃のひと言が描かれています。
主人公のみわ柴さんは、知り合いから月経前症候群(PMS)のことを聞き、産婦人科を受診。
同棲中の彼のもとへ帰宅すると……?
日常生活に支障が出る生理前の症状は「月経前症候群」という病気です。
それを相談しに産婦人科へ行っただけなのに「ついに浮気でもした?」と彼から疑われて弁明する羽目に。
この後、さらに生理をめぐって主人公と彼は大きくすれ違ってしまいます。
こんな時どうする?
生理についてもっとすべての人が理解を深められる機会があれば、Sさんや漫画の主人公が言われたような言動はなかったかもしれません。
生理に関係なく、もしあなたが「自分の症状に理解ない言葉」を言われたら、どう対処しますか……?
※この記事は実際に募集したエピソードを記事化しています。
※毎月の生理が「いつもと違う」「量が多い」と感じたり「健診や他の病院で貧血がある」と言われたら、なるべく早めに婦人科に行くことをおすすめします。かかりつけの婦人科医を持つのもよいので、検討してみてください。
漫画の監修医:新見正則医院院長、新見正則
1985年慶應義塾大学医学部卒業。1998年移植免疫学にて英国オックスフォード大学医学博士取得(DoctorofPhilosophy)。
2002年より帝京大学医学部博士課程指導教授(外科学、移植免疫学、東洋医学)。
2013年イグノーベル医学賞受賞(脳と免疫)。20代は外科医、30代は免疫学者、40代は漢方医として研鑽を積む。
現在は、世界初の抗がんエビデンスを獲得した生薬フアイアの啓蒙普及のために自由診療のクリニックでがん、難病・難症の治療を行っている。
新見正則医院では世界初の抗がんエビデンスを獲得した生薬「フアイア」を使用。
最新刊『フローチャート整形外科漢方薬』はAmazonで三冠(臨床外科、整形外科、東洋医学)。
下記も好評発売中。
「しあわせの見つけ方、予測不能な時代を生きる愛しき娘に贈る書簡32通」
◎【生理で別れた話】全話
◎みわ柴ちゃんのInstagramはコチラ
◎みわ柴ちゃんのブログはコチラ
(MOREDOOR編集部)