性交痛を感じたとき、どのように対処していますか?
中には、パートナーに伝えても、取り合ってもらえなかった方もいるかもしれません……。
そこで今回のMOREDOORでは、「性交痛を感じ不安だったエピソード」をご紹介します。
1964年生まれ。福島県会津若松市出身で2007年に札幌でひなたクリニックを開業。
産婦人科医の傍ら、総合格闘技のリングドクターとしても活動。
新事業の『内診台を使用したVIO脱毛』に日々奮闘中。
Cさんの場合……
以前付き合っていた方とは遠距離恋愛だったので、性行為の頻度が月に数回程度でした。
毎回が久々の行為なので、丁寧にしてほしかったのですが、彼があまりマメなタイプではなかったので……。
動かれると痛くて、毎回痛みに気を取られてしまいました。
どのようにして症状を改善しましたか?
そのときの彼に言っても、行為の不満について触れられることにはあまり気分がよくないようで、取り合ってもらえなかったです。
痛み自体は、行為後しばらくはヒリヒリしましたが、時間経過とともに落ち着いていきました。
世の女性陣へ伝えたいことは?
もしパートナーとのコミュニケーション不足がある場合は、自分の体の苦痛は恥ずかしがらずに伝えてよいと思います。
(26歳/パート)
違和感を覚えたときは専門家へ
毎回痛みがあったというCさん。
行為後しばらくヒリヒリしたようですが、時間経過とともに落ち着いたようですね。
性に関する正しい知識をつたえるNPO法人ピルコンによると、『性的な行為への参加には、お互いの「したい」という“明確”で“積極的な意思表示”があることが大切』です。
『明確な同意を確認しないまました性行為は、相手は言葉では表現していなくても、本当は嫌で傷ついていたり、心のなかでモヤモヤを感じているかもしれない。性暴力だったかもしれない。』ことを心に留め、性的同意を確認することでお互いの信頼関係を深められるようにしましょう。
また「ムードを壊すかも」「嫌われてしまうかも」と恐れずに、嫌だと思ったら途中でも拒否してよい、自分自身を大切にしてよいということを覚えておきましょう。
今回は「性交痛を感じたエピソード」をお届けしました。
※監修医:ひなたクリニック院長、三橋裕一
※この記事は編集部に寄せられた実話ですが、すべての方が当てはまるとは限りません。
必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
(MOREDOOR編集部)