電車に乗っていたらめまいと吐き気が…→病院で受診し、わかった疾患とは?

電車に乗っていたらめまいと吐き気が…→病院で受診し、わかった疾患とは?

季節の変わり目は体調を崩す方もいるでしょう。

突然の体調不良は不安になってしまいますよね。

そこで今回のMOREDOORでは、「疾患に気づいたきっかけエピソード」をご紹介します。

Nさんの場合……

私の場合は、自律神経失調症と躁うつ病でした。

高3の春から突然電車に乗っていたら目眩が起こり、吐き気に見舞われるように。

頑張って起き上っても、少ししたらしんどくて横になるということが1週間続きました。

病院で受診すると、季節の変わり目で起こる自律神経失調症との診断。

その後社会人になり、季節の変わり目は気をつけるようにしていたのですが、次第に気温差や気圧によっても体調が悪くなり始めるように……。

それでも「社会人として休めない」「仕事をしなくては」という気持ちがあり、周りの優しさに申し訳なさを感じていました。

仕事に行きたくても行けず焦る気持ちと、悪化する体調不良。

朝起き上がれば吐き、電車に乗ろうとしたら吐き、会社に行っても吐き、仕事どころじゃなくなってしまいました。

心療内科にも脳外科にも内科にも行きましたが、異常がないと言われ、遂には涙が止まらなくなってしまいました。

別の心療内科に行ったところ、躁うつ病と診断され、ドクターストップがかけられ休職することに。

休職期間中に症状は完治せず、復帰できないまま退職しました。

どんな治療を受けましたか?

初めはめまい止め、吐き気止めの薬を服用して症状が落ち着いたら薬を止めを繰り返し、その都度診察処方してもらっていました。

悪化した際は、今までの薬に安定剤とカウンセリングを追加。

落ち着いて来た段階では、漢方療法とカウンセリングになり、ひどいときにめまい止め薬を飲むという治療を受けました。

世の女性陣へ伝えたいことは?

身体の中で起こっているので、なかなか周りから理解されず、ズル休みと思われたり、無理して普通を取り繕ったりすることもあるかと思います。

自分のことは自分が1番よくわかり、助けられるので、無理はしないでください。

無理をすればするほど症状はひどくなり、よくなるにも時間がかかります。

私は5年の月日が必要でした。

まだ症状は見え隠れしていますが、受け入れられるくらいになりました。

わかってもらえなくて苦しんでいる人も沢山いらっしゃると思います。

健康な人には理解しようにも経験していないから難しいです。

なので、まずは自分を守って大切にしてください。

仕事は自分がいなくてもなんとかなります。

※毎月の生理が「いつもと違う」「量が多い」と感じたり、「健診や他の病院で貧血がある」と言われたら、なるべく早めに婦人科に行くことをおすすめします。かかりつけの婦人科医をもつのもよいので、検討してみてください。

違和感を覚えたときは婦人科へ

体調不良の原因は自律神経失調症と躁うつ病だったというNさん。

Nさんはドクターストップがかかり仕事を退職し、薬の服用とカウンセリングで治療を続けているようです。

皆さんも、体に違和感を覚えたときは無理をせず、病院で医師に相談してみてくださいね。

今回は「疾患に気づいたきっかけの話」をお届けしました。


※この記事は編集部に寄せられた実話ですが、すべての方が当てはまるとは限りません。
必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
(MOREDOOR編集部)