生理不順になる理由として、女性の体が繊細なため環境の変化やストレスなどでになってしまう場合もあるそうです。
一方、妊娠でもないのに生理不順が長期的に続くと、不安な気持ちになってしまう方も少なくないでしょう。
そこで今回のMOREDOORは「疾患に気づいたきっかけエピソード」を紹介します。
※こちらの記事は医師監修のもと制作されています。
Mさんの場合……
多嚢胞性卵巣症候群にかかりました。
大学生くらいから生理不順になることが多く、3ヶ月~半年来ないこともありました。
社会人になり結婚を意識するようになった頃、生理不順を治療しようと婦人科を受診したことがきっかけで、この疾患にかかっていることが分かりました。
どんな治療を受けましたか?
病院に行った時点で2ヶ月生理が来ていなかったため、中容量ピルで一回生理周期をリセットし、そこからは低容量ピルで周期を整える治療をしています。
世の女性陣へ伝えたいことは?
生理不順にはどんな疾患が隠れているか分かりません。
私の場合は多嚢胞性卵巣症候群でしたが、患者数は割と多いと聞きました。
放置すると不妊になる可能性もあると言われ、初めて恐怖を感じてピルで治療しています。
子どもがほしいと思った時に後悔しないよう、何か異変を感じたらすぐ病院に行ってほしいです。
※毎月の生理が「いつもと違う」「量が多い」と感じたり「健診や他の病院で貧血がある」と言われたら、なるべく早めに婦人科に行くことをおすすめします。かかりつけの婦人科医をもつのもよいので、検討してみてください。
このエピソードに読者は
『長い間生理不順はやっぱり怖い。今なら病院にいけるけど、若い時はなかなか行きにくいと思うので、もっと沢山の人が通いやすい産婦人科があればよいな。』
『不妊になる可能性があるのは、怖いなと思いました。異変に気が付いたら小さなことでも病院に行ったほうがよいと思いました。』
『私も最近は生理の異常があるから他人事ではないなと思いました。』
と様々な意見が寄せられました。
早期発見するために……
Mさんの生理不順は、多嚢胞性卵巣症候群が原因だったと発覚しました。
早い段階で病院で診てもらい病を早期発見することが大切です。
何かおかしいと思うことがあるのなら、近くの婦人科に足を運んでみてくださいね。
今回は「婦人科系疾患に気づいたきっかけの話」をお届けしました!
※こちらは実際に募集したエピソードを記事化しています。
※この記事は編集部に寄せられた実話ですが、すべての方が当てはまるとは限りません。
不安なときは必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
監修医:新見正則医院院長、新見正則
1985年慶應義塾大学医学部卒業。1998年移植免疫学にて英国オックスフォード大学医学博士取得(Doctor of Philosophy)。
2002年より帝京大学医学部博士課程指導教授(外科学、移植免疫学、東洋医学)。
2013年イグノーベル医学賞受賞(脳と免疫)。20代は外科医、30代は免疫学者、40代は漢方医として研鑽を積む。
現在は、世界初の抗がんエビデンスを獲得した生薬フアイアの啓蒙普及のために自由診療のクリニックでがん、難病・難症の治療を行っている。
>新見正則医院では世界初の抗がんエビデンスを獲得した生薬「フアイア」を使用。
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(MOREDOOR編集部)