『どのような考えの持ち主でも、人として尊敬できる』“性の多様性”は他人事だったのに、いつの間にか友達になってた話

『どのような考えの持ち主でも、人として尊敬できる』“性の多様性”は他人事だったのに、いつの間にか友達になってた話

皆さんは「性の多様性」を感じたこと・考えたことはありますか?
なかには、他人事だと思っていたけれど、トランスジェンダーの方と出会い考え方が変わった人もいるようで……。

そこで今回のMOREDOORでは、実際にあった「性の多様性についてのエピソード」を紹介します。

Tさんの場合……

私は以前、繁華街の居酒屋で仕事をしていました。
居酒屋スタッフの新年会の二次会で、スナックに連れて行ってもらったのですが、そこのスタッフはトランスジェンダーの方が働くお店でした。

生まれた性も心の性も男女の区別なく、一人の人間として話をしながらお酒を飲み、カラオケで歌をうたう、ということを、スタッフもお客様も当たり前にしていたのが印象的で、その後もお店に行ったり、仲良くなったスタッフとは友人として付き合ったりしています。

特に一番気の合った人(生まれは男性、心は女性)は、10年以上の友達です。

その時の心情は……?

トランスジェンダーの人と知り合うまでは、テレビや新聞で話題を見ることはあってもどこか他人事だったと思います。
しかし、実際に出会って話をして付き合っていく中で、どのような性自認の持ち主であっても、人として尊敬できるのだと感じました。

子どもに向けた性教育にどんなことを期待しますか?

まずは自分を大切にできることを教えてほしいと思います。
性自認でも交際でも性交渉でも、自分が主体になり自分の気持ちや身体が大切にできることは、ひいては相手もしくは友人等の他人を大切にできることとつながると思うからです。

大人に向けた性教育にどんなことを期待しますか?

正しい性教育とは何か、を考えることを期待します。
肉体的な性交渉やそれに続く妊娠、出産、ネガティブなことで言えば性病や性犯罪なども経験しているかもしれません。

その中で、自分が経験して嬉しかった・楽しかった出来事、嫌だったことやその時の気持ちなども自分の事として持ち合わせた上で、自分のこどもや教育に携わる人たちにも伝えておかなければいけないこと、伝えておきたいことを考える機会が必要だと思います。

(40歳/専業主婦)

※この記事は実際に募集したエピソードを記事化しています。

ゲイであることを隠す…?

自身の体験をもとに描いたヨハヌン(@yohayoha.7)さんの『ゲイがきっかけで親友を失った話』では、自身の「性」に対する“カミングアウト”への葛藤が描かれています。



自分がゲイであることを隠し続けるヨハヌンさん。
自分自身との葛藤を続ける中で、人間関係にもだんだん影響が出てくるようになるのでした……。

こんな時どうする?

多様な性自認や性的指向について認識が広がりつつある昨今。

Tさんのようにトランスジェンダーの方と交流することで、“他人事”ではなく尊敬しあうことができると気づくケースもあれば、漫画の主人公のように自身の性に悩み、隠しながら生活している方もいるのではないでしょうか。

皆さんも「性の多様性についてのエピソード」は何かありますか?

◎【ゲイがきっかけで親友を失った話】全話
◎ヨハヌンさんのInstagram
◎ヨハヌンさんのブログ
◎【MOREDOORで大人気の漫画まとめ】

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(イラスト/@yohayoha.7)
(MOREDOOR編集部)