「こんなに痛いとは…」初めての性行為で不安な気持ちに【医師監修、性に関する誤解】

「こんなに痛いとは…」初めての性行為で不安な気持ちに【医師監修、性に関する誤解】

初めての性行為ではわからないこともたくさん。

想像以上の痛みにびっくりしてしまう方もいるでしょう。

そこで今回のMOREDOORでは、「性に関する誤解エピソード」をご紹介します。

監修者:ひなたクリニック院長、三橋 裕一
1964年生まれ。福島県会津若松市出身で2007年に札幌でひなたクリニックを開業。
産婦人科医の傍ら、総合格闘技のリングドクターとしても活動。
新事業の『内診台を使用したVIO脱毛』に日々奮闘中。

ひなたクリニック

36歳、フリーランスFさんの場合……

高校生のときに初めて性行為をしました。

自宅の空き部屋で、家族が誰もいないときに彼氏を呼び、初体験。

初めてのときは痛いし血は出るしで、気持ちよさは全く感じませんでした。

「こんなに痛いと思っていなかった」が初体験の感想です。

そのときの心情は?

性についてよく知らなかったため、「怖い、不安」といったネガティブな感情が先立ちました。

大人に向けた性教育にどんなことを期待しますか?

子どもへの性教育が注目されていますが、大人も今までしっかり学んでこなかった分野なので、知っておく必要があると思います。

性教育というと、性行為、アダルトなイメージからなんだか恥ずかしいと思う人が多いかもしれませんが、実は命について多角的に学ぶ分野であると認識を変えることができるよう期待しています。

子どもに向けた性教育にどんなことを期待しますか?

性行為について、注意点などを教えるだけでなく、性教育を通じて、命の大切さを知ってもらうきっかけになることを期待しています。

命はたった一つしかない尊いものということを知り、何があっても自分で自分の命を守ること。

そして他者の命も大切にすることを学んでもらえたらと思っています。

正しい知識を……

初めての性行為で、想像以上の痛みに驚いたというエピソード。

性交痛の原因は様々でひとりひとり異なりますが、その原因として「潤い不足」「筋肉の緊張」「男性器の摩擦」などがあげられます。

また、もし痛みが継続する場合は、疾患が原因の可能性も。

違和感を覚えた場合は専門家へ相談しましょう。

皆さんも、「性に関する誤解」をしていた経験はありませんか?


※監修医:ひなたクリニック院長、三橋裕一
※この記事は編集部に寄せられた実話ですが、すべての方が当てはまるとは限りません。
必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
(MOREDOOR編集部)

三橋裕一

三橋裕一

ひなたクリニック院長

1964年生まれ。医師になり28年目。

福島県会津若松市出身で2007年に札幌でひなたクリニックを開業。産婦人科医の傍ら、総合格闘技のリングドクターとしても活動。

趣味はお酒とバイクジムカーナ。

利き酒師やフードマイスターの資格も保有。新事業の『内診台を使用したVIO脱毛』に日々奮闘中。