コンドームの正しい付け方がわからず、息を吹きかけて…微妙な雰囲気に【医師監修、性の誤解】

コンドームの正しい付け方がわからず、息を吹きかけて…微妙な雰囲気に【医師監修、性の誤解】

コンドームについての正しい知識を持っていますか?

中には、コンドームの付け方がわからず、行為中に微妙な空気になった方も……。

そこで今回のMOREDOORでは、「性に関する誤解エピソード」をご紹介します。

監修:ひなたクリニック院長、三橋 裕一
1964年生まれ。福島県会津若松市出身で2007年に札幌でひなたクリニックを開業。
産婦人科医の傍ら、総合格闘技のリングドクターとしても活動。
新事業の『内診台を使用したVIO脱毛』に日々奮闘中。

ひなたクリニック

26歳、パートのEさんの場合……

当時お付き合いしていた彼との行為中、「ゴムを付けて」と頼まれて、トライしたときのことです。

まず私はどのようにしてコンドームを付けるのが正しいのかわからず、ゴム手袋をつけるときの要領でゴムの先端に息を吹き入れたら、「空気入れたらダメじゃん!」と怒られました。

また装着するときも上手く巻きおろせず、皮を巻き込んで痛くしてしまい、微妙な空気になりました。

そのときの心情は?

そもそも正解がわからず不安な上、相手はイライラし始めて、いたたまれませんでした。

性教育を調べて、まずは正しいコンドームの付け方を学習しました。

自分の体を守るために大切なツールなので、男性任せにしていてはよくないなと認識を改めました。

子どもに向けた性教育にどんなことを期待しますか?

男女の第二次性徴や、妊娠の仕組みをサラッと解説するだけではなく、コンドームの使い方や、妊娠検査薬の使い方、それらを手に入れる方法、もし妊娠した場合どのような機関に頼れるのかなど、具体的な方法を教えることを期待します。

(26歳/パート)

正しい知識を……

コンドームの付け方がわからず、微妙な空気になってしまったというエピソード。

GMW医学検査研究所のサイトには、コンドームの正しいつけ方が記載されています。
正しい避妊のために、事前に調べて正しい知識を身につけておくとよいでしょう。

コンドームの正しいつけ方(GMW医学検査研究所)

性感染症予防も

またコンドームは、避妊だけではなく、STD(性病・性感染症)予防を目的とした医療用具です。
使用することによって、自分自身だけでなくパートナーへの感染も防ぐことができます。

お互いの性器の粘膜に精液や腟分泌液が接触することを防いだり、小さな傷ができるのを防いで、感染を予防します。
コンドームを使用する際は、清潔な手で傷つけないよう袋から出し、裏表があることを確認してから使用するとよいでしょう。
また射精後は、すみやかにコンドームの根元を押さえながら、精液が漏れないように外し、生ゴミとして処理しましょう。(引用元:STD研究所)

▶︎引用元:STD研究所

皆さんも、「性に関する誤解」をしていた経験はありませんか?


※監修医:ひなたクリニック院長、三橋裕一
※この記事は編集部に寄せられた実話ですが、すべての方が当てはまるとは限りません。
必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
(MOREDOOR編集部)

三橋裕一

三橋裕一

ひなたクリニック院長

1964年生まれ。医師になり28年目。

福島県会津若松市出身で2007年に札幌でひなたクリニックを開業。産婦人科医の傍ら、総合格闘技のリングドクターとしても活動。

趣味はお酒とバイクジムカーナ。

利き酒師やフードマイスターの資格も保有。新事業の『内診台を使用したVIO脱毛』に日々奮闘中。