歳と共に身体も変化するため、病気を見逃してしまいますよね。
なかには、下腹の膨らみから病気に気が付いた方も……。
そこで今回のMOREDOORでは、「婦人科疾患に気づいたきっかけエピソード」をご紹介します。
Dさんの場合……
私の場合は、子宮筋腫でした。
3年ほど前に、ちょっと下腹が出てきて、太ったのかなと思っていました。
その年の健康診断で、内臓エコーの結果に「下腹膨満」と書かれ、婦人科で受診することに。
どんな治療を受けましたか?
近くの婦人科で内診を受け、筋腫の大きさを計り、10cmを超える大きさだったので「手術をした方がよい」と言われました。
「大きな病院を紹介する。希望はありますか」と聞かれたので、家から近い大学病院を紹介してもらいました。
即手術かと思ったら、私の場合は月経過多などの自覚症状がなく、生活に不便がないので、「希望するなら手術もできるけれども、希望しないなら、閉経までそれほど長くないと思われるし半年ごとの経過観察で十分」との診断を受け、今も経過観察中です。
世の女性陣へ伝えたいことは?
「大きな筋腫=手術」と思うかもしれませんが、辛い自覚症状がなければ私のように経過観察で閉経を待つ手もあります。
月経過多などの辛い症状がある場合は、なおのこと婦人科で受診しましょう。
※毎月の生理が「いつもと違う」「量が多い」と感じたり、「健診や他の病院で貧血がある」と言われたら、なるべく早めに婦人科に行くことをおすすめします。かかりつけの婦人科医を持つのも良い選択肢ですので、検討してみてください。
この話を見た読者は
『もっと気楽に産婦人科にも行けるように慣れば良いのにと思います。』
『単なる太り過ぎだと自己判断しそうな時こそ、体調に気を使おうと思いました。』
『大きな手術をしなくても経過観察ができるならそっちのほうが負担もなく良い。』
『年取れば下腹が出るなんて当たり前ですし、まさか病気の原因なんて思わないですね。』
など、さまざまなコメントが寄せられました。
違和感を覚えたら早めに病院へ
今回の体験談は子宮筋腫が原因で下腹が大きくなっていたというDさん。
幸いにも、手術の必要はなく経過観察を続けるだけでよいようですね。
皆さんも、自分の身体に違和感を覚えたらお医者様に相談や受診してみてくださいね。
今回は「婦人科系疾患に気づいたきっかけの話」をお届けしました。
※この記事は編集部に寄せられた実話ですが、すべての方が当てはまるとは限りません。
必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
監修医:新見正則医院院長、新見正則
1985年慶應義塾大学医学部卒業。1998年移植免疫学にて英国オックスフォード大学医学博士取得(Doctor of Philosophy)。
2002年より帝京大学医学部博士課程指導教授(外科学、移植免疫学、東洋医学)。
2013年イグノーベル医学賞受賞(脳と免疫)。20代は外科医、30代は免疫学者、40代は漢方医として研鑽を積む。
現在は、世界初の抗がんエビデンスを獲得した生薬フアイアの啓蒙普及のために自由診療のクリニックでがん、難病・難症の治療を行っている。
新見正則医院では世界初の抗がんエビデンスを獲得した生薬「フアイア」を使用。
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