皆さんは生理の重さに悩まされたことはありませんか?
もしかしたら、生理が重いことには裏があるのかも……。
そこで今回のMOREDOORでは、「婦人科疾患に気づいたきっかけエピソード」をご紹介します。
Yさんの場合……
10代の頃から生理痛は重い方で、鎮静剤が欠かせない生活を送っていました。
経血量も多く、貧血になることもしばしばあり、鉄分のサプリやドリンクも摂取するようにしていました。
20歳のある日、生理が始まり経血を見るといつもはナプキンに血の跡があるだけだったのですが、初めて500円玉ほどのレバー状の塊がありとても驚きました。
一度だけでなく何度も出る塊に恐怖を覚え、婦人科で受診し検査してもらいました。
その結果、子宮頸管内にポリープ、左卵巣にチョコレート嚢胞があると診断されました。
幸い、チョコレート嚢胞は手術するほど大きくはなく、すぐに病院に行ってよかったです。
どんな治療を受けましたか?
ポリープに対しては切除術を受けました。
診断を受けた後、2週間ほどかけて内診室で手術を受けました。
手術は椅子に座って行いましたが、5分もかからず終わったと思います。
チョコレート嚢胞は3センチほどで、まだ手術適応ではないので対症療法としてピルを内服しています。
世の女性陣へ伝えたいことは?
生理が重い方、経血が多い方など少しでも気になる症状があるときは、婦人科で受診してみて欲しいです。
※毎月の生理が「いつもと違う」「量が多い」と感じたり、「健診や他の病院で貧血がある」と言われたら、なるべく早めに婦人科に行くことをおすすめします。かかりつけの婦人科医をもつのもよいので、検討してみてください。
この話を見た読者は
『きっかけは些細なことでも、検査してみたら重病だったということはよくある。』
『レバー状の塊が出てくるとか怖いですね。病院で診察を受けて正解だったと思います。』
『生理が重いだけでは病院に行くのを躊躇ってしまいそうですが、気にしないようにしようと思いました。』
『ポリープの手術はそんなに時間が掛からないということに驚きました。』
など、さまざまなコメントが寄せられました。
異変を感じたときは早めに婦人科へ
今回の体験談では、婦人科疾患を2つも併発していたというYさん
現在ではポリープを切除し、ピルをチョコレート嚢胞を治療するために服用しているようですね。
皆さんも、生理が日常生活に支障をきたしている場合は早めに婦人科で受診してみてくださいね。
このエピソード皆さんはどう感じましたか?
監修医:新見正則医院院長、新見正則
1985年慶應義塾大学医学部卒業。1998年移植免疫学にて英国オックスフォード大学医学博士取得(Doctor of Philosophy)。
2002年より帝京大学医学部博士課程指導教授(外科学、移植免疫学、東洋医学)。
2013年イグノーベル医学賞受賞(脳と免疫)。20代は外科医、30代は免疫学者、40代は漢方医として研鑽を積む。
現在は、世界初の抗がんエビデンスを獲得した生薬フアイアの啓蒙普及のために自由診療のクリニックでがん、難病・難症の治療を行っている。
新見正則医院では世界初の抗がんエビデンスを獲得した生薬「フアイア」を使用。
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