医師「よくこれで生活できたね」生理不順だと思ったら、血が止まらず…→受診した結果?「侮ってはいけない」「勉強になった」【医師監修】

医師「よくこれで生活できたね」生理不順だと思ったら、血が止まらず…→受診した結果?「侮ってはいけない」「勉強になった」【医師監修】

生理が重い人は貧血に繋がってしまう方もいますよね。

実は生理の量が多いのは疾患が原因であることも……。

そこで今回のMOREDOORは、「疾患に気づいたきっかけエピソード」をご紹介します。

Kさんの場合……

私の場合は、過多月経(経血の多くなる病気)でした。

パートを二つ掛け持ちしていた頃、自覚はありませんでしたがストレスを貯めていたようです。

生理が来たり来なかったりと不順になりました。

まあ忙しいから仕方ないと思っていたのですが、今度は生理が止まらなくなりました。

いつか止まるだろうと思っているうちにどんどん経血が増え、大きなナプキンでももれるほどに。

血の塊もたくさん出ていましたが、それは以前からあったため、そんな状況でもまだ大丈夫だと思っていました。

ところがある日、勤務先から自転車で帰宅する際、最後の坂が上れなくなりました。

酸素がたりないような感じです。

目もチカチカして立っていられず、とりあえず自転車を止めてその場にうずくまっていました。

家もあと少しだったので這うように帰りました。

その後すぐ産婦人科にかかりましたが、重度の貧血になっていて、「これでよく生活できてたね」と言われる始末。

よく考えると、足の跡が戻りにくかったり、爪が白い気がしたり……。

もっと不調には敏感でいないといけないと思います。

どんな治療を受けましたか?

子宮筋腫でもないとのことで、とりあえず治療薬の服用によるホルモン療法を続けています。

排卵を抑制するため生理が止まりますが、私の場合はときどき不正出血があります。

世の女性陣へ伝えたいことは?

もし同じ症状がある人は、すぐに婦人科へ行ってください。

楽になります。

※毎月の生理が「いつもと違う」「量が多い」と感じたり、「健診や他の病院で貧血がある」と言われたら、なるべく早めに婦人科に行くことをおすすめします。かかりつけの婦人科医をもつのも良いので、検討してみてください。

このエピソードに読者は……

『重度の貧血と言ってもピンと来ない人は多いですよね。私も貧血は痛みもなかったので、かなり重症になってから発覚し今も治りきってないです。貧血は侮ってはいけないと思いました。』

『生理不順は誰でも経験することだと思いますが、子宮筋腫という病気の予兆かもしれないと知ることが出来ました。また、注意深く生理の周期は把握しないといけないと勉強にもなりました。』

『婦人科へ行くのは誰でも抵抗がありますが、少しでも毎月の生理に異変を感じたら、早急に受診することは大切だと思いました。また、診察に納得がいくようにセカンドオピニオンも大切だと思います。』
など、さまざまなコメントが寄せられました。

「何か違う」と感じたら……

生理不順や出血が多いのは、月経過多が原因だったというKさん。

Kさんは内服薬によるホルモン療法を続けているようです。

体験談から分かるように体は危険サインを出していたようです。

少しでも体に違和感を覚えたら、婦人科に足を運んでみてくださいね。

今回は「婦人科系疾患に気づいたきっかけの話」をお届けしました!

監修医:新見正則医院院長、新見正則

1985年慶應義塾大学医学部卒業。1998年移植免疫学にて英国オックスフォード大学医学博士取得(Doctor of Philosophy)。
2002年より帝京大学医学部博士課程指導教授(外科学、移植免疫学、東洋医学)。
2013年イグノーベル医学賞受賞(脳と免疫)。20代は外科医、30代は免疫学者、40代は漢方医として研鑽を積む。
現在は、世界初の抗がんエビデンスを獲得した生薬フアイアの啓蒙普及のために自由診療のクリニックでがん、難病・難症の治療を行っている。
新見正則医院では世界初の抗がんエビデンスを獲得した生薬「フアイア」を使用。
最新刊『フローチャート整形外科漢方薬』はAmazonで三冠(臨床外科、整形外科、東洋医学)。
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※こちらは実際に募集したエピソードを記事化しています。
※この記事は編集部に寄せられた実話ですが、すべての方が当てはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
(MOREDOOR編集部)

新見正則

新見正則

新見正則医院 院長

新見正則医院院長。

1985年慶應義塾大学医学部卒業。98年移植免疫学にて英国オックスフォード大学医学博士取得(Doctor of Philosophy)。

2002年より帝京大学医学部博士課程指導教授(外科学、移植免疫学、東洋医学)。2013年イグノーベル医学賞受賞(脳と免疫)。

20代は外科医、30代は免疫学者、40代は漢方医として研鑽を積む。

現在は、世界初の抗がんエビデンスを獲得した生薬フアイアの啓蒙普及のために自由診療のクリニックでがん、難病・難症の治療を行っている。

新見正則医院では世界初の抗がんエビデンスを獲得した生薬「フアイア」を使用。

最新刊『フローチャート整形外科漢方薬』はAmazonで三冠(臨床外科、整形外科、東洋医学)に輝きました。

新見正則の生き方論は以下の最新刊も参考にしてください。

「しあわせの見つけ方 予測不能な時代を生きる愛しき娘に贈る書簡32通」