いつもと生理と感覚が何か違う……?
なかには、朝起きたら大量の経血が漏れていて困ってしまった方もいるようで……。
そこで今回は、読者の方から寄せられた「婦人科系の疾患に気づいたきっかけエピソード」をご紹介します。
Wさんの場合……
中学校1年のときに月経過多と診断されました。
生理は小学校高学年で始まり、まだ間隔や量が一定しない時期でした。
なので、若干多いくらいでは気にしていなかったのですが、その日は朝起きたらベッドが血の海でした。
夜用のナプキンが限界に達し、吸収しきれない血が大量にあふれていたのです。
起きようとしたら貧血でベッドから落ち、その音で母親が目覚めて様子を見に来ました。
その日は学校を休んで様子を見ましたが、その後も夜用のナプキンが2時間もたないほどの出血が続いたので、これはおかしいと思い午後に婦人科で受診しました。
どんな治療を受けましたか?
ホルモンバランスの乱れだということで、しばらく薬を飲んで生理周期を調整することになりました。
同時に週1回くらい通って造血剤を打つこともすすめられました。
当時、私は治療内容をあまり理解していなかったのですが、今思えば、このときの薬は低用量ピルだったと思います。
たぶん親も理解していなかったのではないかと思います。
その後も定期的に通って薬をもらっていましたが、たまたま大学病院から来ていた先生の診察を受けた際に「この年代はみんなそうだし、そのうちリズムが整うから無理に治療しなくて大丈夫。造血剤もあまり意味ない」と言われて通院をやめました。
その後はとくに問題はなかったので、治療方法の説明や本当に必要な治療かどうかをきちんと判断する力は、学生でも必要だと思いました。
世の女性陣へ伝えたいことは?
気になることがあれば、我慢しないで病院に行った方がいいと思います。
※毎月の生理が「いつもと違う」「量が多い」と感じたり、「健診や他の病院で貧血がある」と言われたら、なるべく早めに婦人科に行くことをおすすめします。かかりつけの婦人科医をもつのも良いので、検討してみてください。
この話に読者の感想は……
『ある意味、血液の量は1番わかりやすい指標だと思うので、おかしいと思ったらすぐ病院行くのがいいと思います。』
『こんなに経血の量が多いと貧血を起こしてもおかしくないですが、体がしんどいですよね。』
『若い時は生理の期間や経血量が定まらず、いろいろ悩みますよね。ちゃんと生理について詳しく学ぶ機会って少ないと感じます。少しでも異常と感じたら受診が大事だなと思いました。』
『私の友人が生理痛はなかったのですが、経血が酷くナプキンと大人用の紙オムツをしていました。婦人科へ通院したら、やはり子宮筋腫が原因で、手術をして治療したのですが、もっと早く病院へ行けば良かったと後悔していました。』
と、さまざまなコメントが寄せられました。
自覚症状がある方は、我慢せずに一度婦人科で受診してみると安心かもしれませんね。
今回は「婦人科の疾患に気づいたきっかけの話」をご紹介しました。
※この記事は編集部に寄せられた実話ですが、すべての方が当てはまるとは限りません。
必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
監修医:新見正則医院院長、新見正則
1985年慶應義塾大学医学部卒業。1998年移植免疫学にて英国オックスフォード大学医学博士取得(Doctor of Philosophy)。
2002年より帝京大学医学部博士課程指導教授(外科学、移植免疫学、東洋医学)。
2013年イグノーベル医学賞受賞(脳と免疫)。20代は外科医、30代は免疫学者、40代は漢方医として研鑽を積む。
現在は、世界初の抗がんエビデンスを獲得した生薬フアイアの啓蒙普及のために自由診療のクリニックでがん、難病・難症の治療を行っている。
新見正則医院では世界初の抗がんエビデンスを獲得した生薬「フアイア」を使用。
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※こちらは実際に募集したエピソードを記事化しています。
※この記事は編集部に寄せられた実話ですが、すべての方が当てはまるとは限りません。
不安なときは必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
(MOREDOOR編集部)