医師『陣痛並みの痛み』生理痛で日常生活もままならず…⇒婦人科で判明した”疾患”に『耐えられない』『辛すぎる』【医師監修】

医師『陣痛並みの痛み』生理痛で日常生活もままならず…⇒婦人科で判明した”疾患”に『耐えられない』『辛すぎる』【医師監修】

生理の症状や辛さは人それぞれで、理解されず辛い思いをした方も多いのではないでしょうか。

なかには、生理中の悩みが原因で婦人科に受診したところ、疾患の判明につながった方もいるようで……。

そこで今回のMOREDOORは、「疾患に気づいたきっかけエピソード」をご紹介します。

Cさんの場合……

月経困難症・子宮筋腫と診断されました。

初めて生理がきた時から生理痛と出血量が多く、学校を休んだり、遅刻や早退もするほどでした。

一時期は良くなったのですが、30代の時に仕事のストレスで再び症状が出るようになり婦人科を受診しました。

血液検査の結果、ホルモンの数値に異常が見つかり生理痛の度合いは陣痛の中盤くらいと言われました。

実感はありませんでしたが、医師によると「毎月陣痛並みの痛みを味わってるのだから、生活に支障が出て当たり前」とのことです。

どんな治療を受けましたか?

最初の2年程は漢方薬で様子を見ましたが改善せず、低用量ピルに切り替えました。

治療に関しては自分の生活スタイルに合った方法を考えてくれる医師を探してください。

今は血液検査や内診でさまざまなことが分かるようになっています。

世の女性陣へ伝えたいことは?

生理痛や出血量が多く、夜用ナプキンが2時間程しか持たないのなら、何かしら理由があります。

内診を嫌がる方が多いですが、私のように手遅れになると不妊治療しなければ子どもを望めなくなる可能性もあります。

たとえ子どもを望んでいなくても費用と心身の負担が非常に大きくなります。

一瞬の恥ずかしさを取るのか、自分の健康を取るのかよく考えてほしいです。

※毎月の生理が「いつもと違う」「量が多い」と感じたり、「健診や他の病院で貧血がある」と言われたら、なるべく早めに婦人科に行くことをおすすめします。かかりつけの婦人科医をもつのも良いので、検討してみてください。

この話に読者の感想は……

『陣痛並みの痛みは、耐えられないと思います。薬を飲んでも効かなかったり、痛みがおさまらないと不安にもなりますし、でもやっぱり産婦人科に行くのも本当は抵抗を感じます。』

『生理痛は市販薬で我慢するものだと思いがちだし「生理痛は病気じゃない」みたいな風潮がある中で毎月、陣痛並みの痛さを耐えるのはどんなに辛かっただろうかと思います。』

『痛みや出血の大小にかかわらず、女性は定期的に診察を受けられる制度や仕組みがあってもよいのではないかと思いました。』

など、さまざまなコメントが寄せられました。

些細なことでも早めに病院へ

Cさんは婦人科に受診したことでひどい生理痛や出血量の多さの原因が、月経困難症および子宮筋腫だと判明につながりました。

些細なことでも気になる症状があれば、自分の身体の健康のためにも婦人科を受診してみてくださいね。

今回は「婦人科系疾患に気づいたきっかけの話」をお届けしました!

監修医:新見正則医院院長、新見正則

1985年慶應義塾大学医学部卒業。1998年移植免疫学にて英国オックスフォード大学医学博士取得(Doctor of Philosophy)。
2002年より帝京大学医学部博士課程指導教授(外科学、移植免疫学、東洋医学)。
2013年イグノーベル医学賞受賞(脳と免疫)。20代は外科医、30代は免疫学者、40代は漢方医として研鑽を積む。
現在は、世界初の抗がんエビデンスを獲得した生薬フアイアの啓蒙普及のために自由診療のクリニックでがん、難病・難症の治療を行っている。
新見正則医院では世界初の抗がんエビデンスを獲得した生薬「フアイア」を使用。
最新刊『フローチャート整形外科漢方薬』はAmazonで三冠(臨床外科、整形外科、東洋医学)。
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※こちらは実際に募集したエピソードを記事化しています。
※この記事は編集部に寄せられた実話ですが、すべての方が当てはまるとは限りません。
不安なときは必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
(MOREDOOR編集部)