皆さんは、性行為中に不安になった経験はありますか?
中には、コンドームが破けてしまったり、膣の中に残ってしまったりした方も……。
そこで今回は、「コンドームでの焦ったエピソード」をお届けします。
産婦人科専門医、医学博士。大阪医科大学を卒業後、同大学産婦人科学講座に入局、同大学産婦人科学講座助教、和歌山労災病院をへて、平成25年和歌山市に森女性クリニックを開院。産婦人科としての枠組みだけではなく、女性医療の充実を目指すべく診療を行っている。
32歳会社員、Bさんの場合……
20代の頃、付き合っていた彼と自宅でコンドームを使用した際、終わった後にコンドームを抜いたら付いておらず、外れて自分の膣の中に残ってしまっていました。
終わった後、彼が抜いた際に付いていないことに気がつき、急いで手で探しひっぱって取り出しました。
驚いたと共に、きちんと避妊出来ていたのか?妊娠しないか?が1番不安でした。
正しい知識はあったはずですが、付け方など私自身はしっかりと理解していなかったため、いつも自分では行わず彼任せにしていました。
ただこういうことが起きて自分が1番怖い思いをしたため、自分も確認することが大切だと感じました。
子どもや大人に向けた性教育にどんなことを期待しますか?
自分自身母になり、子どもにも年頃を迎えたらしっかりとした知識を持ってほしいと感じます。
責任をもって行わないといけないことや、大切な人を守るためにもコンドーム等必要ということを学校などでもしっかりと学べる環境にしてほしいです。
(32歳/会社員)
正しい知識を
行為後、コンドームが膣の中に残ってしまい焦ったというBさんのエピソード。
外れてしまう理由はさまざまですが、中にはコンドームのサイズが合っていない場合もあります。
正しいコンドームの選び方を学び、しっかりとした避妊や性感染症予防を行いましょう。
▶︎正しいコンドームの選び方~サイズ編~
またアフターピルを服用することで、緊急的に妊娠を防ぐことが可能です。
避妊に失敗してしまったときなど、緊急事に服用することで妊娠する可能性を減らすことができます。
服用した人のなかには、副作用を発症する場合も。
副作用がつらいときは医師に相談しましょう。
どこで手に入る?
緊急避妊にかかわる対面診療が可能な産婦人科医療機関等の一覧は、厚生労働省HPに紹介されています。
また、オンラインクリニックでも対応可能な場合も。土日祝日などは特に心強いですよね。
万が一の時に備えて自宅近くの頼れる婦人科医も調べておきましょう。
▶︎厚生労働省「緊急避妊に係る取組について」
皆さんも、コンドームを使用したときに焦ったことはありますか?
※監修:森女性クリニック院長、森久仁子
※この記事は編集部に寄せられた実話ですが、すべての方が当てはまるとは限りません。
必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
(MOREDOOR編集部)