ナプキンやタンポンなど、生理用品の使用について誤解していたことはありませんか?
中には、タンポンの交換時間が思っていた時間とは違い、驚いた方も……。
そこで今回のMOREDOORでは、「タンポンを使用して焦ったエピソード」をご紹介します。
産婦人科専門医、医学博士。大阪医科大学を卒業後、同大学産婦人科学講座に入局、同大学産婦人科学講座助教、和歌山労災病院をへて、平成25年和歌山市に森女性クリニックを開院。産婦人科としての枠組みだけではなく、女性医療の充実を目指すべく診療を行っている。
19歳、学生のCさんの場合……
今はピルで生理の経血量はかなり少ないですが、ピルを飲んでいなかった高校生のころは、生理の経血量がとても多かったです。
プールの授業のとき、休むと補習授業があったので生理のときはタンポンを使用していました。
ある日、プールの授業前からタンポンを使用していましたが、「タンポンだから大丈夫だろう」と思いそのまま使用していると、3時間後には漏れていました。
「こんなに早く漏れるの!?」と更衣室で驚きました。
そのときの心情は?
かなり衝撃的で、周りに漏れていることを知られてしまったのではないかと不安でした。
大人に向けた性教育にどんなことを期待しますか?
タンポンの使い方を教えてほしいです。
8時間くらいで交換すればよいと思っていたので、交換時間など一般的なことから経血量が多い人まで、詳しい使用方法を知りたいです。
子どもに向けた性教育にどんなことを期待しますか?
タンポンの使い方や使用上の注意点など、基本的な使い方を教えてほしいです。
また、ナプキンやタンポンだけではなく、月経カップなどの生理用品についての教育もしてもらいたいと思います。
(19歳/学生)
正しい情報を……
タンポンが思ったより早く漏れてしまい、驚いたというエピソード。
Cさんのように漏れてしまった理由として、「タンポンが正しい位置に入っていない」「経血の量とタンポンのタイプがあっていない」などが考えられます。
ユニ・チャームのHPには、タンポンの使い方ガイドが記載されています。
このようなサイトから正しい使い方の知識を身につけておくと、安心して過ごせるかもしれませんね。
皆さんも、「タンポンを使用して焦った」経験はありませんか?
※毎月の生理が「いつもと違う」「量が多い」と感じたり、「健診や他の病院で貧血がある」と言われたら、なるべく早めに婦人科に行くことをおすすめします。かかりつけの婦人科医を持つのもよいので、検討してみてください。
※監修:森女性クリニック院長、森久仁子
※この記事は編集部に寄せられた実話ですが、すべての方が当てはまるとは限りません。
必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
(MOREDOOR編集部)