生理について、男性にも理解してほしいと思ったことはありませんか?
そこで今回は、小林製薬株式会社で行われた『女性の大変さ体験会』をご紹介!
フェムテック事業の推進に向け、おりものの不快感と生理痛を疑似体験する企画です。
それでは早速、内容をご紹介していきます。
『女性の大変さ体験会』
「女性のお悩みに関して男性と女性で歩み寄りの輪が深まること」と「女性の大変さをより理解して営業活動・製品開発ができるようになること」を目的として企画されました。
なかでも、“おりもの”と“生理痛”にフォーカス。
小林製薬の従業員が、疑似おりものを用いた「おりものの不快感体験」や、大阪ヒートクール株式会社の生理痛VR体験デバイス「ピリオノイド」を用いた「生理痛体験」を実施することで、女性の大変さを男性が身をもって体験できるように工夫を凝らしています。
参加者のコメント
事前に疑似おりものが付いたシートを下着につけたままイベントに参加した男性社員からは、「一度皮膚にくっついて外れる感じが不快。集中できないし、不快なものが常にある感じは実際体験しないとわからない。女性はこのようなことを感じながら生活を送ったり仕事をしたりと大変だと感じた。」という感想がありました。
また、「女性同士でも生理痛について感じ方がそれぞれ違うので、わかり合えないのが辛い。自分よりもまだ強い痛みを感じて大変な方がたくさんいることがわかった。」と女性からの感想も……。
他にも、「自分でコントロールできない、いつやってくるかわからない痛みに怯えながら過ごすのはかなりのストレスだと思う。」などの感想もありました。
イベント担当者のコメント
「男性には改めて女性の大変さとフェムテックの重要性を知ってもらいたい、女性には客観的に自身のお悩みを把握する機会となれればと思い、今回のイベントを起案いたしました。
企画段階で多くの男性の意見を聴く中で、実は女性のお悩みを知ろう、労わろうとしている男性もいて、その接し方で悩んでいる方も多いことに気が付きました。
女性には、そのように悩んでいる男性の存在も知っていただけたらと思っています。」
生理についての理解を深める
男性が疑似体験をすることで、生理についての理解を深める企画になったようですね。
生理の痛みや辛さは人それぞれ違うため、女性同士でも理解できないことがあるかもしれません。
このような企画を企業が実施することで、生理についての理解を深め、より気遣いや配慮ができる社会の実現へとつながるのではないでしょうか。
(MOREDOOR編集部)