「こんな初歩的な間違いがあるなんて!」お互い初めての性行為。コンドームの付け方がわからず!?【医師監修】

「こんな初歩的な間違いがあるなんて!」お互い初めての性行為。コンドームの付け方がわからず!?【医師監修】

皆さんは、コンドームについて正しい知識を持っていますか?

中には、付け方がわからず焦った経験がある方も……。

そこで今回は、「コンドームでの焦ったエピソード」をお届けします。

監修:森女性クリニック院長、森久仁子 
産婦人科専門医、医学博士。大阪医科大学を卒業後、同大学産婦人科学講座に入局、同大学産婦人科学講座助教、和歌山労災病院をへて、平成25年和歌山市に森女性クリニックを開院。産婦人科としての枠組みだけではなく、女性医療の充実を目指すべく診療を行っている。

森女性クリニック

接客業、26歳Aさんの場合……

もう10年くらい前、学生の頃の話です。

当時の彼は、お互い初めての恋人。

性行為をすることとなりましたが、こちらもお互い初体験でした。

いざコンドームの袋を開け出してみると、どちらが表が裏か、どちらから被せるのかわからず、あたふた。

1度装着してみたものの、やっぱり裏表逆につけてしまったんじゃない?と一旦外し、裏返して再度装着しました。

そのときの心情は?

コンドームはそのときまで使ったことも見たこともなかったですが、何となくコンドームなんてすぐ被せて使えるものだと思っていました。

こんな初歩的な間違いがあるなんて!と驚きました。

子どもや大人に向けた性教育にどんなことを期待しますか?

感染症対策の為、コンドームの適切な使用方法を男女ともに学ぶべきだと思います。

いろいろなセクシュアリティがある今の世の中だからこそ、改めてコンドームの大切さやそれによるメリット、使い方を学ぶべきと感じます。

男女の違いや避妊について、望まれない妊娠に関しても、命が失われる悲しいことだと、子どもたちにも理解してほしいと心から思います。

正しい知識を

コンドームの付け方がわからず焦ってしまったというエピソード。

コンドームを裏表間違えてしまった場合は、新しいものに取り替えて使用しましょう。

またGMW医学検査研究所のサイトには、コンドームの正しいつけ方が記載されています。

焦らないためにも、事前に調べて正しい知識を身につけておくことをおすすめします。

コンドームの正しいつけ方(GMW医学検査研究所)


※監修:森女性クリニック院長、森久仁子
※この記事は編集部に寄せられた実話ですが、すべての方が当てはまるとは限りません。
必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
(MOREDOOR編集部)

森 久仁子

森 久仁子

森女性クリニック 院長

産婦人科専門医、医学博士。

大阪医科大学を卒業後、同大学産婦人科学講座に入局、同大学産婦人科学講座助教、和歌山労災病院をへて、平成25年和歌山市に森女性クリニックを開院。

産婦人科としての枠組みだけではなく、女性医療の充実を目指すべく診療を行っている。