生理の際の体調の変化は、人それぞれ。
中には、生理が重く生理休暇を利用する方もいるでしょう。
今回は実際にあった「生理に関して驚いたエピソード」をご紹介します。
Jさんの場合……
会社の女性の同僚の間でのことです。
生理中の体調の変化による身体への負担、精神的ストレスの現れ方は人によって違います。
ある同僚は、そういう変化はほとんどないそうです。
そのため、生理休暇で休む人に対して「休むなんていい根性してるね」「生理休暇なんて簡単な言い訳だよね」「私はそんな理由で休もうとは思わないな」など……。
相手に対しては面と向かっては言いませんが、陰で嫌みを言っていました。
そのときの心情は?
自分の基準でしか物事を見られない人なんだなと思いました。
体調の変化が全くないというのは羨ましい限りですが、自分がそうならみんなもそうなんだと断定しているのが不思議でした。
どんな世の中になって欲しいですか?
生理自体は毎月あるものなので、用品の進化に感謝しつつ向き合うことです。
理解のない人については、生理以外に対しても理解力が乏しい人もいるので、つき合い方を考えようと思います。
(61歳/会社員)
生理休暇(第 68 条)
生理日の就業が著しく困難な女性が休暇を請求した場合には、その者を生理日に就業させることはできません。
同棲中の彼からのひと言
自身の体験談を描く漫画家みわ柴(@miwashibachan)さんの「生理で別れた話」でも、生理にまつわる驚きのひと言が描かれています。
主人公のみわ柴さんは、知り合いから月経前症候群(PMS)のことを聞き、産婦人科を受診。
同棲中の彼のもとへ帰宅すると……?
日常生活に支障が出る生理前の症状は、「月経前症候群」という病気です。
それを相談しに産婦人科へ行っただけなのに、「ついに浮気でもした?」と彼から疑われて弁明する羽目に。
この後、さらに生理をめぐって主人公と彼は大きくすれ違ってしまいます。
こんな時どうする?
生理についてもっと全ての人が理解を深められる機会があれば、Jさんや漫画の主人公が言われたような言動はなかったかもしれません。
もしあなたが「自分の症状に理解ない言葉」を言われたら、どう対処しますか……?
※この記事は実際に募集したエピソードを記事化しています。
※毎月の生理が「いつもと違う」「量が多い」と感じたり、「健診や他の病院で貧血がある」と言われたら、なるべく早めに婦人科に行くことをおすすめします。かかりつけの婦人科医を持つのもよいので、検討してみてください。
漫画の監修:新見正則医院院長、新見正則
1985年慶應義塾大学医学部卒業。1998年移植免疫学にて英国オックスフォード大学医学博士取得(DoctorofPhilosophy)。
2002年より帝京大学医学部博士課程指導教授(外科学、移植免疫学、東洋医学)。
2013年イグノーベル医学賞受賞(脳と免疫)。20代は外科医、30代は免疫学者、40代は漢方医として研鑽を積む。
現在は、世界初の抗がんエビデンスを獲得した生薬フアイアの啓蒙普及のために自由診療のクリニックでがん、難病・難症の治療を行っている。
新見正則医院では世界初の抗がんエビデンスを獲得した生薬「フアイア」を使用。
最新刊『フローチャート整形外科漢方薬』はAmazonで三冠(臨床外科、整形外科、東洋医学)。
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(MOREDOOR編集部)