毎月の生理の痛みや出血量に、悩みを覚える女性もいるでしょう。
重い生理は思わぬ疾患が原因の可能性もあります。
そこで今回のMOREDOORでは、「婦人科疾患に気づいたきっかけエピソード」をご紹介します。
Wさんの場合……
2人目を妊娠中に定期健診でエコー検査をしたところ、お腹の中の赤ちゃんがいるスペースがいびつな形をしていて、先生に子宮筋腫があると言われました。
元々、生理のときに出血量が多く痛みも強かったのですが、まさか筋腫があるとは思わず驚きました。
どんな治療を受けましたか?
妊娠中と出産後には大きな変化はなく、その後8年ほど経ちましたが、特に治療はせず経過観察中です。
今後の生理の状況によっては、もしかしたらホルモン治療や、場合によって筋腫を取り除くことになるかもしれません。
自分は普通の生理がどうなのかわからなかったので、少しでも「変だな」とか「他の人と違うな」と思ったら、病院に行ってみてください。
※毎月の生理が「いつもと違う」「量が多い」と感じたり、「健診や他の病院で貧血がある」と言われたら、なるべく早めに婦人科に行くことをおすすめします。かかりつけの婦人科医を持つのもよいので、検討してみてください。
このエピソードに読者は
『子宮筋腫があっても、治療なしの現状維持というパターンがあることを知りました。妊娠していると特に体調には敏感になりがちですが、気持ちの問題だと思うのではなく、病院に行ってきっちりと検査することが必要なんですね。』
『出産に影響がなくて何よりでした。何もないからといっても油断せず、定期的にチェックしておかないとダメですね。』
『妊娠時に筋腫が見つかることに驚きました。普段からベストな状態を保つためにも、検査は大事だと思いました。』
など、さまざまなコメントが多く寄せられました。
違和感を覚えたときは婦人科へ
生理の痛みと出血量が多いのは、子宮筋腫が原因だったようです。
その後、経過観察で様子をみることになったWさん。
皆さんも、少しでも生理に違和感を覚えたときは、早めに婦人科で医師に相談してみてくださいね。
※この記事は編集部に寄せられた実話ですが、すべての方が当てはまるとは限りません。
必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
監修医:新見正則医院院長、新見正則
1985年慶應義塾大学医学部卒業。1998年移植免疫学にて英国オックスフォード大学医学博士取得(Doctor of Philosophy)。
2002年より帝京大学医学部博士課程指導教授(外科学、移植免疫学、東洋医学)。
2013年イグノーベル医学賞受賞(脳と免疫)。20代は外科医、30代は免疫学者、40代は漢方医として研鑽を積む。
現在は、世界初の抗がんエビデンスを獲得した生薬フアイアの啓蒙普及のために自由診療のクリニックでがん、難病・難症の治療を行っている。
新見正則医院では世界初の抗がんエビデンスを獲得した生薬「フアイア」を使用。
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(MOREDOOR編集部)