『アセクシャル』という言葉を知っていますか?
LGBTQIAの「A」に該当するアセクシャルは、他者に対して恋愛感情や性的欲求を抱かない人たちのことを指します。
そこで今回は、MOREDOORの大人気TikTokより、オリジナル漫画『アセクシャルの葛藤』をご紹介。
この漫画を通してアセクシャル特有の葛藤やモヤモヤをお伝えできればと思います。
あくまで一例として、少しでも多くの方の考えるきっかけ作りになればと思います※『アロマンティック』という言葉もありますが、日本ではアセクシャルに包括して用いられる傾向があります。
漫画のあらすじ
『恋愛の漫画やドラマを観て、どうしてキュンとするの?』
『どうして異性と手を繋いだり抱きしめあったりするの?』
主人公の未玲は、どこか周りと違う感覚を持つ自分に悩んでいました。
これは未玲が、他者に対して恋愛感情や性的欲求を抱かない「アセクシャル」だと気づき生きていくようになるまでのお話。
「アセクシャル」と気づく前
恋愛が苦手で、なかなか彼氏と続かなかった未玲。
しかし、奥手なタイプの男性と出会い、キスすらしないままお付き合いが続きます。
そして男性と結婚をし……。
夫にどう説明すれば……
読者の感想は……
『決して相手が嫌いな訳じゃない、ただ心が受付けないだけ。でも、理解されにくいから悩みますよね。私のまわりにも、そういう人がいたから、わかります。』
『この特有の辛さを理解してくれる人が身近にいないのは、孤独を感じると思いました。』
『今後も生活を共にしていくことを考えたら、正直に伝えるのが一番良いと思いました。』
『とてもデリケートな問題であり、また理解されづらい問題だと思いました。行為を拒否する=嫌われたとなってしまう考えが当たり前となっているため、説明してもなかなか理解されにくいと感じました。いくら説明しても愛情があるかないかで判断されてしまうことが余計に苦しめていると感じます。拒否し続けることも無理して行為をすることもどちらにしても苦しめてしまう状況になると感じ、簡単に解決できる問題ではないと思いました。』
など、さまざまな声が寄せられました。
その後は……
夫との生活は全く嫌悪感がないものの、性的な感情を向けられると拒否反応を示してしまう主人公。
夫婦間に溝ができ離婚することに……。
その後、ママ友から恋愛感情や性的な感情を抱かない「アセクシャル」の話を聞き、自分もそうであると気づきます。
そして夫にも改めて「アセクシャル」であることを説明し、理解を示してもらえたことで、関係をやり直すことになるのでした。
パートナーに対するコミュニケーションの仕方が人それぞれ違うように、アセクシャルの方の状況は一人一人異なります。
とはいえ、こうした性のマイノリティがあることを知っているのと知らないのとでは、その接し方も大きく変わってくるのではないでしょうか。
皆さんはこの漫画、どう感じましたか?
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※この物語はフィクションです。
■作画:ミノル
■脚本:石川ナオ
(MOREDOOR編集部)