『生理が終わらない…』経血量も多くて、ひどい貧血!→病院でわかった疾患に「手術できないこともあるんだ…」

『生理が終わらない…』経血量も多くて、ひどい貧血!→病院でわかった疾患に「手術できないこともあるんだ…」

毎月生理のある女性は、どうしても貧血になりやすいもの。

経血量は人と比べづらく異常にも気づきにくいですよね。

そこで今回のMOREDOORでは、「婦人科疾患に気づいたきっかけエピソード」をご紹介します。

Aさんの場合……

生理がいつまでも続くので「病院に行かないとな」と思っていたところ、風邪をひいてしまいました。

いつまでも治らないので内科で受診。

血液検査の結果、貧血が酷かったため市民病院に紹介状を書いてもらうことに。

血液内科で受診し、MRI検査で撮ったところ子宮筋腫が原因だと分かりました。

生理中は夜用ナプキンをすぐに変えないといけないほど量が多く、夜も服を汚してしまうほど。

よく眠れませんでした。

どんな治療を受けましたか?

子宮筋腫が大きかったので、手術をして取り除くことになりました。

貧血の数値が正常値の3分の1しかなかったので、まずは貧血の治療から始めました。

それと同時に握りこぶし大ぐらいあった筋腫を小さくするために生理を止めるリュープリンの注射をしました。

子宮筋腫がわかって半年後、貧血の治療が終わったのと筋腫が小さくなったので、開腹手術をしました。

おかしいと思った時点で病院に行っていたら、治療までこんなに時間がかかることはなかったと思います。

世の女性陣へ伝えたいことは?

子宮筋腫からの貧血は気付きにくく、私も入院レベルと言われましたが、自覚症状がなかったです。

私の場合は筋腫が大きく1つでしたので、お腹の下の方が出ている(筋腫によって)とかレバー状の塊(子宮筋腫の出血の特徴)、疲れやすい(貧血症状)などが症状だと後からわかりました。

婦人科で受診するのに、恥ずかしいとか子どももいるし面倒と思うこともあると思いますが、何かおかしいと思った時点で、早めに病院行って治療を受けて欲しいです。

※毎月の生理が「いつもと違う」「量が多い」と感じたり、「健診や他の病院で貧血がある」と言われたら、なるべく早めに婦人科に行くことをおすすめします。かかりつけの婦人科医を持つのもよいので、検討してみてください。

このエピソードに読者は

『子どもがいたり、働いていたりすると、なかなか自分のために病院へ行くことが難しくなります。それでも、我慢しすぎると治るまでに時間がかかってしまうので、しっかりと普段から自分の体調には気をつけていきたいと思いました。』

『貧血の症状があるとすぐに手術できないこともあるのだということがわかりました。治療は1つのやり方ではなく、複合的な要素が関わってくるのですね。』

『受診が遅くなったことが原因か分かりませんが、手術になってしまった事はとても大変だと思います。とにかく早めの受診が大事だと思いました。』

など、さまざまなコメントが多く寄せられました。

違和感を覚えたときは婦人科へ

病院を受診し、子宮筋腫が原因だったと判明したAさん。

その後、貧血の治療をしつつ、注射で生理を止め筋腫を小さくし、その後開腹手術を受けたようです。

皆さんも、体に違和感を覚えたときは、すぐに婦人科に行き医師に相談してみてくださいね。


※この記事は編集部に寄せられた実話ですが、すべての方が当てはまるとは限りません。
必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

監修医:新見正則医院院長、新見正則

1985年慶應義塾大学医学部卒業。1998年移植免疫学にて英国オックスフォード大学医学博士取得(Doctor of Philosophy)。
2002年より帝京大学医学部博士課程指導教授(外科学、移植免疫学、東洋医学)。
2013年イグノーベル医学賞受賞(脳と免疫)。20代は外科医、30代は免疫学者、40代は漢方医として研鑽を積む。
現在は、世界初の抗がんエビデンスを獲得した生薬フアイアの啓蒙普及のために自由診療のクリニックでがん、難病・難症の治療を行っている。
新見正則医院では世界初の抗がんエビデンスを獲得した生薬「フアイア」を使用。
最新刊『フローチャート整形外科漢方薬』はAmazonで三冠(臨床外科、整形外科、東洋医学)。
下記も好評発売中。
「しあわせの見つけ方 予測不能な時代を生きる愛しき娘に贈る書簡32通」

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(MOREDOOR編集部)

新見正則

新見正則

新見正則医院 院長

新見正則医院院長。

1985年慶應義塾大学医学部卒業。98年移植免疫学にて英国オックスフォード大学医学博士取得(Doctor of Philosophy)。

2002年より帝京大学医学部博士課程指導教授(外科学、移植免疫学、東洋医学)。2013年イグノーベル医学賞受賞(脳と免疫)。

20代は外科医、30代は免疫学者、40代は漢方医として研鑽を積む。

現在は、世界初の抗がんエビデンスを獲得した生薬フアイアの啓蒙普及のために自由診療のクリニックでがん、難病・難症の治療を行っている。

新見正則医院では世界初の抗がんエビデンスを獲得した生薬「フアイア」を使用。

最新刊『フローチャート整形外科漢方薬』はAmazonで三冠(臨床外科、整形外科、東洋医学)に輝きました。

新見正則の生き方論は以下の最新刊も参考にしてください。

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