「社会に対しても出来ることがまだあるのではないか」D&I Awardで”ベストワークプレイス”を受賞した企業が語ること

皆さんは「自分らしく働ける場所」で働きたいと思ったことはありませんか？

この記事では、11月18日に株式会社Jobrainbowが主催した、LGBTQ+フレンドリーな企業と求職者が交流できるイベント「ジョブレインボーしごとEXPO」に参加された企業をご紹介します！

イベントのテーマは「自分らしくを誇らしく」

性別、セクシュアリティ、年齢、国籍などに問わず、個人の能力が十分に発揮できる取り組み、ダイバーシティ＆インクルージョン（以下D＆I）を取り入れている企業が参加した本イベント。

自分らしい転職活動のためのメイクアップ・スーツ相談ブースなども設置されました。

今回MOREDOORでは、本イベントに出展した“株式会社USEN-NEXT HOLDINGS”の担当者へインタビューを実施！
D＆Iにどんな風に力を入れてきたのか、その背景や経緯、今回のイベントでの気づきなどをお伝えします。

1961年、当時まだ存在しなかった「有線音楽放送」サービスで創業。
今や電気・水道・ガスと同様、店舗経営にとって重要なインフラである「有線音楽放送」は国民の‟当たり前”となって全国各地に広がっています。

エンターテインメントとテクノロジーで進化し続けることを目標に掲げ常に「必要とされる次へ。」と先を見据え挑戦し続ける企業です。

（以下、株式会社USEN-NEXT HOLDINGS担当者）

『私たちは「PRIDE指標」にて2年連続最高位のゴールド、「D＆I Award」ではベストワークプレイスを獲得しています。

その背景には、事業を通じてサステナブルな社会の実現に貢献し続けたいという想いがあります。
そのためには、自らもまたサステナブルな存在でなければなりませんが、その基盤となるのが「人財」だと考えています。

2018年6月から始動した「Work Style Innovation」という当社独自の働き方改革も、当社の人材を大切にする考え方に基づいたものです。

⚫️コアタイムのないフレックスタイム制度
⚫️リモートワーク制度
⚫️グループ内異動制度
⚫️70歳まで正社員で働ける定年再雇用制度

など、制度面で社員の多様な働き方・挑戦・成長を支援しています。

また2022年には「人権の尊重に関する基本方針」を掲げ、D＆Iについての社内研修や、LGBTQ＋の方々が働き易い環境整備を行ってきました。

その結果、前述のような評価をいただく結果につながりました。』

『一般的にLGBTQ+の方々は、就職・転職活動において、さらに入社後においても、自分らしさを出せずに苦労することがあると聞きます。

しかし当社はもとより、採用エントリー時に性別は聞かず、また性別で合否の判断をするようなことは一切ない、多様性を非常に重視する会社です。

これまでD＆I推進のために、社内ではさまざまな取り組みをしてきました。

しかし、社内だけではなく、社会に対しても私たちにできることがまだあるのではないかと考え、このイベントに参加することとしました。』

『一般的な合同説明会・採用イベントでは、企業側から一方的に説明をするだけの場になりがちです。

しかし「コンタクトカード」をもとに、一人ひとりと直接お話をすることで、求職者の方々の悩みや想いも知ることが出来ました。

今後更に全ての社員がイキイキと働けるような社内環境整備にも役立てられると感じました。』

『今回のイベントを通して、現在当社ではまだ制度化されていないものもニーズとしてあることが改めて分かりました。

例えば「自身の心と体を一致させるための手術をする人に向けた長期休暇があるか」などです。

こういった生の声を、今後の検討に役立てていきたいと考えています。』

『人は“人だからできること”に時間を割く時代になってきました。

そこで弊社は、あらゆる空間とその先の人々への音楽の提供により、過ごし易く心地よい空間を増やすこと。
また、いつでもどこでも、1人の時間も皆との時間も、エンターテイメイントにより、心豊かにイキイキと暮らせる人を増やすこと。

そんなふうに価値を提供できると思います。

しかし、まずは当社の社員がイキイキと働き、事業活動を通じてステークホルダーの皆さまに高い価値を提供できる会社でありたいと考えています。』

持続可能な社会に貢献するために、社員一人一人が働きやすい環境づくりを目指していることが伝わりますね。

この記事をきっかけに、皆さんにとって「自分らしく」働ける場所が見つかること、そうした場所が増えていくことを願っています。

※画像出典：株式会社JobRainbow提供

（MOREDOOR編集部）