想像もしなかった言動で、子どもの成長や逞しさに気が付かされるなんてこともあるようです。
今回は、子どもたちの優しいひと言に、大人が学びと刺激を受けたエピソードをご紹介します。
※当事者の声はさまざまです。あくまで一例として、考えるきっかけになれば幸いです。
会社員44歳、Hさんの場合
私が35歳の時、スポーツで右足を骨折して、1か月ほど松葉杖をついて通勤していました。
ある日、混雑している電車に乗って立っていると、おばあさんに連れられて、どこかにお出かけするであろう3歳ぐらいの女の子が、私に「どうじょ、すわってください」と、席を譲ろうとしてくれました。
私は「ありがとう。おばちゃんはすぐ降りるから大丈夫だよ。今日はお出かけするの?」と聞くと、女の子はとても嬉しそうにうなずいてくれました。
小さな女の子の優しさとかわいらしさに心が温かくなりました。
小さな子にも人を思いやる気持ちがあると思ってうれしくなりました。
世の中は、変わっていきますが、人間は根本的な優しさは変わらない世の中であってほしいです。
27歳専業主婦、Mさんの場合
先日電車に乗りたい!と言った3歳の息子を連れて、電車を乗り継いで大きめのデパートへ向かっていました。
その日は曇り予報でしたが途中から雨がパラパラ。
私は傘を持ってきてないし最悪、と落ち込んでいましたが、息子は外に向かって「お花さんたちが喜んでるね、ママ!」と車両内に聞こえるほど大きな声で教えてくれました。
そんな考え方ができる息子、マイナスじゃなくてプラスに考えられるのを今後真似したい!と勉強になりました。
電車を降りた後、駅内の売店にあった傘を見つけて「傘あったよ!一緒に入ろう!」と言ってくれました。
息子が頼もしく、逞しく育ってるな、と嬉しかったです。
雨の日って心も沈みがち。
それでも雨の方が喜ぶものに目を向ける。
そんなプラス思考ができる息子を誇らしく思いました!
子どもから学ぶこと
人間として大切なことを、改めて子どもに気付かされるということもあるようです。
子どもが思いがけない優しさを発揮している様子を見ると、なぜだかじんわり来てしまいますよね。
子どもが日常で見せる優しさや考え方から、多くを学び、社会がより優しさに溢れたものになるとよいですね。
※この記事は実際に募集したエピソードを記事化しています。
(MOREDOOR編集部)