#学校で性教育を。全国の中学校に“包括的性教育”の教材『コロカラBOOK』を届けたい!

#学校で性教育を。全国の中学校に“包括的性教育”の教材『コロカラBOOK』を届けたい!

「性」は、あらゆる人の人生に深く関わる重要なテーマであるにも関わらず、現状ほとんどの学校では十分な性教育が行われていません。

一方で、子どもたちはインターネット上などの不確かな情報に囲まれています。

そのような中で日々戸惑い、傷つき、そのことを誰にも相談できないでいる子どもたちがたくさんいます。

そんな中、小・中学校向けの教材(ドリル・ワークブック・資料集など)を刊行する学校教材専門の出版社、正進社のコロカラ編集部では、現在全国の中学生に包括的性教育の教材『コロカラBOOK』をお届けするプロジェクトのクラウドファンディングを実施しています。

どんなプロジェクトなのか、詳細をご紹介します!

今の子どもたちのために


プロジェクトを立ち上げたのは、正進社コロカラ編集部の長谷川さん、福原さん、浜元さんの3名。

普段はそれぞれ英語・国語・数学の教材を編集されています。

今から2年ほど前、社内では教材や教育について議論する場がたびたび設けられていました。

「いまの中学生に本当に必要な教材って?」
「私たち教材会社が次にすべきことは?」
「教科横断型の教材ができないだろうか?」

そんな話し合いの中から“性教育”というキーワードが浮上。

「教科もないのに、いつやるの?」
「学校現場に受け入れてもらえるかな?」
従来の教材の枠に収まらない「性教育」を扱うことに、はじめは戸惑いもあったそうです。

それでも、性教育について学びを深めるうち、やがて「これこそが、今の子どもたちのために私たちが作るべき教材である」と確信。

事実、8割以上の保護者は包括的性教育の内容を学校で学んでもらいたいと考えています。

こうした実態を踏まえ、ついに中学校で使うための包括的性教育の教材『コロカラBOOK』を完成させました。

学校で教えられたことはその世代や時代に「共通の認識」を形作っていきます。
性教育に関しても教室のみんなで学ぶことができれば、たとえば「ズボン下ろしは性暴力である」「恋愛感情をもたない人もいる」といった共通の認識が醸成されていくはず。

そのことが、これからの子どもたちが互いを尊重しあい、安心して生きていける社会の実現につながると考えているそうです。

気になる中身は?

包括的性教育の目的は、学習者のウェルビーイング(幸福)の実現です。

そのために、からだの変化や生殖のしくみだけでなく、からだの権利・ジェンダー・性の多様性・コミュニケーション・性暴力など、幅広い分野の知識を扱います。

さらに、それらの知識に基づいてよりよい選択をしたり、自他ともに尊重される関係性を築いたりするための態度やスキルの獲得を目指します。

先生が教えるのは難しいのでは…?

たしかに、性教育を専門に学ばれた先生は決して多くないのが実情です。

そんな中で、担任の先生がいきなりご自身で性教育の授業を実施するのは簡単ではないでしょう。

そこで、『コロカラBOOK』は、性教育の経験がない先生にも安心してご使用いただけるよう工夫。

本の前半「教室で観よう」では、先生は“進行役”。

漫画を読んで学習内容をつかんだ後、専門的な内容は、なんと助産師で性教育YouTuberのシオリーヌさんがすべて動画で解説してくれます!

また本の後半は「自分で読もう」といって、もっと知りたいことや何か悩んでいることがあるときに生徒が自分ひとりで読むパートになっています。

授業のあとでさらに知識を深めるために読んでもいいし、必要に応じて調べものに使うこともできます。

これなら授業を組み立てるツールとして役立ちそうですし、子どもや保護者にとってもなにかあった時のお守り代わりにもなるのではないでしょうか。

200円で1冊が中学生のもとに

現在、クラウドファンディングでは【シンプルお届けプラン(コロカラBOOKをシンプルに中学生にお届けします)】や【応援記念グッズプラン(クラウドファンディング参加の記念グッズを入手できます)】など4種類のリターンを用意。

いずれのプランも、200円につき『コロカラBOOK』1冊が中学生に届けられます。

さらに、支援者の方にも『コロカラBOOK』1冊&ステッカー1枚が届くそうです!

気になった方は、ぜひクラウドファンディングのページをチェックしてみてください。

画像出典、引用:社会問題と向き合う人のクラウドファンディングGoodMorning(全国の中学校に“包括的性教育”の教材『コロカラBOOK』を届けたい!)より

(MOREDOOR編集部)