幼い子どもと外出をするとき、気を張ってしまう人もいるのではないでしょうか。
そんな時、そっと手を差し伸べてくれる人がいたら、ありがたさを感じますよね。
今回は、子育て中に周囲の優しさに救われ感動したエピソードをご紹介します。
※当事者の声はさまざまです。あくまで一例として、考えるきっかけになれば幸いです。
32歳パート、Yさんの場合
子どもが1歳でまだ言葉が分からず、電車の中でソワソワしたり暴れてしまったりした時に、前に座っていた外国の方がスッとスマホを出してアニメを音なしで流してくれました。
そのおかげで、子どもは静かになり降車するまでに大人しくしていました。
海外の方の子どもに対する優しさに触れたような気がして、感謝と同時にとても尊敬する出来事でした。
海外の方で日本語が分からなかったのか、また電車の前に座っていた方で距離もあったこともあり、表情やボディランゲージで「大丈夫!」と伝えてくれました。
初めての子どもで、一緒に電車に乗車する経験もあまりなかった時期だったので、電車に乗ること自体が不安でした。
そんな中、自分に関係のない子どもに対してとても優しく接してくれて、とても衝撃を受けました。
その方は、見た目が男性でしたが、スカートをはいていてお化粧をされている方でした。
子どもが苦手な方もいると思うので、苦手な方に対する配慮も必要だと思いますが、見た目や性別、国籍に関係なく、誰もが子どもに対して優しさをもって接してくれる社会になることを願います。
(32歳/パート勤務)
33歳専業主婦、Sさんの場合
山手線でおばあちゃんが乗って来た時です。
普通の席を5歳のおしゃべりの娘と2席使っていたのですが、席を譲るために娘と交渉して私の膝に座らせて1席譲りました。
おばあちゃんは娘の話し相手になってくれて、娘も大変喜んでいました。
しかし、調子に乗って個人情報をたくさん言い始めました。
「5歳になったの!」と言った次の瞬間、「ママ33歳!」とたくさんの人の前で年齢を言われました。
一瞬周りが静かになった気がして気まずかったのですが、おばあちゃんがすかさず「あら!私は74歳なのよ!ママ若いわねー」と大きな声で言ってくれて、おばあちゃんに感謝でした。
娘に話しかけてくれて、笑顔でニコニコしてくれただけで、私に対して応援してるメッセージのように感じました。
電車で子どもが騒いでもみんながあやしてくれたり、話しかけてくれる優しい世の中になることを願います。
(33歳/専業主婦)
少しの思いやりで……
子育て中、公共の場に子どもを連れていくことは本当に大変なことですよね。
ちょっとした気遣いは、社会をより温かく、思いやりに満ちた場所にするのかもしれません。
※この記事は実際に募集したエピソードを記事化しています。
(MOREDOOR編集部)