「結婚したいって言われるたびに不安で……」
パートナーと付き合っていると、将来のことを考えるタイミングが訪れることも。
特に人生の分岐点ともなる結婚の話題は、「こんな私でいいのか」「もう少し仕事に専念したい」などという思いから、1人で悩みを抱えている人もいるのではないでしょうか。
そこで今回のMOREDOORは「パートナーと付き合っているとき、負担だったけど乗り越えた体験」を聞いてみました。
当事者の声はさまざまですが、あくまで一例として、参考になれば幸いです。
負担……?
Yさんの場合
3年前、彼女が突然結婚を迫ってきた時は衝撃でした。
付き合って半年ほどで、まだ結婚など考えていなかった私にとっては予期せぬ話で戸惑いました。
しかも彼女は私の答えを待つことなく、勝手に婚約指輪まで購入していたのです。
当時はまだ同居もしていなかったので、結婚など無理だと断るつもりでした。
ところが彼女は私の気持ちなどお構いなしに、すでに両親にも報告し、ウエディングドレスも注文したと言い出し……。
呆気にとられましたが、彼女の気持ちをしっかりと聞く必要があると思い直しました。
どのように話し合いましたか?
結婚話が出たその日の夜に、ゆっくりと話し合いました。
「結婚への気持ちの準備がまだできていない」と伝えたら、彼女も私の気持ちを理解してくれました。
結婚話を切り出された時は驚きと戸惑いでいっぱいでしたが、話し合えてほっとしました。
今はお互い気持ちが通じ合っている実感があります。
同じように悩んでいる人へ……
相手の気持ちを考えることが大切だと思います。
自分の気持ちを主張するだけでなく、相手の立場に立ってみることで、お互いが納得できる答えが見つかると信じています。
(30歳/会社員)
お互いの気持ちを伝えてみて……
大切なパートナーだからこそ、将来のことをどう考えているのか気になりますよね。
本音を伝えることで、互いの価値観に気づき、前向きな未来が見えてくかもしれません。
イラスト:わたなべこ様
◎Twitter
臨床心理士・公認心理師、COBEYAセラピスト。
2010年鳴門教育大学大学院修了。
スクールカウンセラー、男性相談員、就労支援相談員、専門学校講師等を経て、2021年よりCOBEYAにカップルセラピストとして参画。
これまでの3,000件以上に及ぶ臨床経験を活かし、パートナー間の課題解決をサポート。
(MOREDOOR編集部)