リタイア後どこに住む?『引っ越しは歳を取れば取るほど大変』リタイアの先輩たちが語る“判断軸”とは

リタイア後どこに住む?『引っ越しは歳を取れば取るほど大変』リタイアの先輩たちが語る“判断軸”とは

仕事をリタイアした後、新しい生活をスタートする上で、住む場所を変える方もいるのではないでしょうか。
新しい環境になることで、過ごしやすさや充実感を得ることも……。

そこで今回MOREDOORでは、「リタイア後に住んでいる場所」をお届けします。
※当事者の声はさまざまですが、あくまで一例として、参考になれば幸いです。

50代自営業、Sさんの場合

現在、都市部に住んでいます。

地方に比べ、都市部は商業施設が多いことです。
また、歳を取ると足(移動のアクセス)が不自由になり、自宅の近くに医療機関がある都市部はよいと思います。

デメリットは、都市部は干渉されない分、自力で生きられる生活力が求められるところです。
人が多いと、自分のことで精一杯になりがちなので……。

慣れ親しんだ環境を変えるのは、歳を取れば取るほど大変だと思います。
新天地で悩むのは大変だから、留まる勇気もときには必要かもしれません。

67歳パート、Tさんの場合

地方の比較的中心部に住んでいます。
元々実家があるところで、リタイヤの前にリフォームをして住んでいます。

鉄道の主要駅へも徒歩で10分ほどで、図書館などの公共施設も近く、周辺にはクリニックや病院も多数存在。

ほぼ徒歩圏内に店舗、医療施設があるため生活が成り立つことがメリットです。

老後を見据え、活動範囲が狭くなることを前提にコンパクトな地方都市はおすすめです。

40歳無職、Yさんの場合

インドに住んでおります。
山間にある小さな街ですが、インドの中でも避暑地、日本でいうと軽井沢にあたるようなところです。

この場所は外国人ツーリストも多く訪れます。
日本では私の年齢でリタイアを考えるのは一般的ではないかもしれませんが、ここでのんびりと残りの人生を過ごしたいと考え移住しました。

外国人ツーリストや在住者も多いため小さな田舎街のわりには、外国の食材も品揃えよく売られており、また西洋、韓国、タイ料理や日本食レストランもあります。
そして、オンラインショッピングをしても届きます。

デメリットは、インドの経済発展にともない街の開発がとにかく進んでおり、あらゆるものの値段、特に家賃の値上がりがどんどん進んでいる点です。

海外に完全移住をする前に、とにかく試しに仮住まいしてみることが大切です。
1ヶ月ほどは生活してみると、自分にあっているかどうか判断できるようになると思います。

それぞれの魅力

「あの場所がよい!」といったわけではなく、生活スタイルによって相性があるのかもしれません。
どこに住みたいかは、自分自身が大切にしたい価値観の表れでもあります。

皆さんは将来どんな場所に住んでみたいですか?

※この記事は実際に募集したエピソードを記事化しています。
(MOREDOOR編集部)