親の終活について考えるのは、避けがちながらも重要なテーマです。
元気なうちに、親に聞いておけばよかったと思うことは、後になってからでは遅いこともあります。
この記事では、「親の終活について、事前に聞いておくべきだったと後悔したこと」について、親が管理していたことや親しか知らないことを中心に紹介します。
※当事者の声はさまざまです。あくまで一例として、考えるきっかけになれば幸いです。
Kさんの場合
母方の祖母の家の鍵を保管してある場所を聞いておけば良かったと後悔しています。
空き家である母の実家の管理が私に回ってきました。
しかし、鍵が見つからず、中に入れず困り果て、無理に入ろうとして通報されました。
親に終活ノートを書いてもらうことをおすすめします。
(56歳/公務員)
Hさんの場合
スマホで登録しているアプリやサブスクです。
お金がどこから引かれるのか把握しておけばよかった。
銀行口座を止めても、やはり次々に来るお知らせなどが気になるからです。
終活ノートの作成をお願いすべきだと思います。
(30代、会社員)
Nさんの場合
母親の子どもの頃や、なくなってしまった祖父母の思い出などの記憶的な部分を聞いておけばよかったです。
自分が家族の縁が薄い方なので、それを知ることで自分のルーツも知れると思ったからです。
できるだけ聞きたいことなどはメモにとっておいた方が忘れにくくてよいですよ。
Sさんの場合
母にやりたかったことを聞いた時には、自由に動ける状態ではありませんでした。
離れて住んでいましたが、もっと電話などで話を聞いてあげればよかったと思っています。
一緒に旅行に行ったり、好きな食べ物を食べに連れて行ったりできませんでした。
後悔しないために、些細なことでも、耳を傾けることが大切ではないかと思います。
きっと話すきっかけになるはずです。
後からでは、終活を手伝うことも、親孝行もできません。
(52歳/会社員)
終活とは?
終活と聞くと、お墓の選定などを思い浮かべがちですが、実際にはもっと広い意味を持ちます。
「今だから聞けること、できること」という視点で終活を捉え直すことは、親子の関係をさらに深める機会にもなります。
終活について広く考えてみるのもいいかもしれませんね。
(MOREDOOR編集部)
※この記事は実際に募集したエピソードを記事化しています。