多くのカップルが直面する、デリケートな問題であるレス。
とくに、この状況になってしまったときの心のモヤモヤや不安は、言葉にしにくく周りにも相談しづらい一面も。
そこで今回のMOREDOORでは、レスになった方々へ当時の状況や今振り返って思うことを聞いてみました。
※当事者の声はさまざまです。あくまで一例として、考えるきっかけになれば幸いです。
夫婦仲はよいけれど……
Aさんの場合
第1子を妊娠したことがきっかけでレスになりました。
妊娠中に一度トライしたものの、お互いにお腹の赤ちゃんが気になってしまい「やめようか……」と断念しました。
それからは一切性的なスキンシップはなしで出産まで終え、産後も寝不足でリズムが合わなかったことが理由でレスに……。
スキンシップを取りたい気持ちはありますが、どうしても踏み切れず、産後もなかなかタイミングが合いませんでした。
妊娠中と産後の10ヶ月間くらいレスが続き、このままずっとレスになってしまったらどうしようかと悩みました。
その後相談はしましたか?
お互いに妊娠中は心配があるから「やめよう」という話し合いをしていました。
その後、産後に2回ほど失敗したときに相談し、よい方法がないか探してみることに……。
あまり間をあけずに第2子を希望していたこともあり、少しずつスキンシップの時間を増やすようにしました。
その結果、妊娠前と同様にできるようになりました。
悩んでいた当時の自分にアドバイスするなら?
「今はまだ初めての出産と育児で心身の回復が追いついていないだけで、焦らなくても大丈夫」と伝えたいです。
体が回復して気持ちに余裕が生まれると、自然にスキンシップを取りたいと思え、少しずつ元通りになりました。
「今は体と心をしっかり休めてね」と言ってあげたいです。
(34歳/主婦)
1人で抱え込まず……
レスを経験したことで、お互いの感情を話し合い、理解することの大切さを認識するきっかけになるのではないでしょうか。
「自分の言動の背景を伝えること」
「相手の言動の背景を理解しようとすること」
この意識を持つことが、新たな関係への第一歩となるかもしれませんね。
◎【近くて遠い、ふたり。】全話
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イラスト:華丘侑果
(MOREDOOR編集部)