赤ちゃんと一緒に、初めての経験をするのは勇気がいるもの。
そんな中、優しく声をかけてくれる方がいたらうれしいですよね。
今回は、育児中に周囲の人々に救われたエピソードをご紹介します。
※当事者の声はさまざまです。あくまで一例として、考えるきっかけになれば幸いです。
42歳/Kさんの場合
息子が11ヶ月の頃のことです。
帰省のため、初めて息子と2人で飛行機に乗ることに。
機内で寝てくれることを願い、搭乗前にキッズスペースでたくさん遊び、ミルクも飲ませ抱っこでうろうろ……。
眠そうにしているのでホッとしていたところ、突然大泣きしました。
話しかけても、おもちゃであやしても泣き止まず、周囲の人から冷たい視線を感じました。
そうこうしてるうちに搭乗時間が終わろうとしていて、私まで泣きそうになってしまいました。
すると、見知らぬ女性が声をかけてくれました。
助けてくれた方は、どのように声をかけてきましたか?
「ママの不安が赤ちゃんにも伝わるのよ。大丈夫。大丈夫。落ち着いて。子どもは泣くのがお仕事だからね」と、声をかけてきてくれました。
その後は息子に「ママがいるから大丈夫よ」と、優しい声で話しかけてくれました。
当時実家から離れたところで、初めての育児をしていたため、何事にも不安いっぱい……。
いつも以上に大泣きする息子に驚き、周囲の視線でさらに不安と焦りが増していたため、女性の温かい言葉にとても救われました。
女性はしばらく落ち着いた口調で私たちに話しかけ続けてくださり、私も息子も落ち着きを取り戻し、無事に搭乗することができました。
声をかけられた後、どのような心境でしたか?
初めてのことで不安になっていたのが息子に伝わっていたのかもしれません。
「どんなときもどんと構えれるようになろう」と、この時思いました。
また私も困ってる人がいたら助けてあげたいです。
このご時世、急に話しかけて嫌がられたりもするかもしれないけれど、勇気ある一言で救われる人もいます。
他人のことは知らんふりな世の中には、なってほしくないなと思います。
(42歳/パート)
周りの優しさで……
赤ちゃんとの初めての飛行機で、いつのまにか気持ちが張り詰めてしまっていたのかもしれませんね。
困っているときは、声を掛け合える世の中になるといいですね。
※この記事は実際に募集したエピソードを記事化しています。
(MOREDOOR編集部)