『一番大切な人であることに変わりない』
パートナーとの同棲や結婚を機に、体の繋がりに変化がある人もいるのではないでしょうか。
レゾンデートル株式会社が行った夫婦の性に関する調査結果によると、68.2%が配偶者とレス傾向にあると判明しました。
(参考:レゾンデートル株式会社)
そこで今回のMOREDOORでは、パートナーと結婚して6年目になるAさんにインタビューを実施。
Aさんがレスになったきっかけと、夫婦関係の専門家カップルセラピストからの意見をご紹介します。
ーーAさんがパートナーとレスになったきっかけは?
結婚する少し前、付き合って4年目くらいの頃です。
社会人としての仕事ぶりも板につきお互い仕事が忙しい日々。
結婚の話が出ながらも決め手にかけていました。
同棲も長く、マンネリ化していたことに加え、お互いに自分の方が仕事が忙しいからと自発的なコミュニケーションを取ることを放棄していました。
ーーレスで悩んでいることは?
コミュニケーションのきっかけが掴めないことです。
「今日こそ!」と思っても、疲れてるから察して当然という気持ちになりより一層すれ違ってしまいました。
ーー解決に向け行動したことは?またその後のパートナーの反応は?
時間が解決すると思い積極的になりすぎず、「気にかけてるよ」程度の声掛けをしました。
パートナーはその当時を振り返り「その優しさがあったから、あの時完全に離れずに済んだ」と言っていました。
ーーレスに悩んでいた当時の自分へ、声をかけるとしたら?
「お互い文句言いながらも、なんだかんだ一番大切な人であることに変わりないし、その気持ちさえ忘れなければ大丈夫!」と声をかけてあげたいです。
(28歳/会社員)
ーーカップルセラピストは2人の関係をどう見る?
パートナー間の関係改善を目的としたカウンセリングを行う、“カップルセラピスト”はお二人の関係をどう見るのでしょうか?
これまでの3,000件以上に及ぶ臨床経験を活かし、パートナー間の課題解決をサポートしてきたカップルセラピストの坂崎さんに話を聞きました。
悩みを打ち明けることで……
仕事の忙しさや、コニュニケーションをあまりとらなくなったことがきっかけでレスになったというAさん。
さりげなく気にかけていることを伝えたことで、パートナーにもその思いが届いたようですね。
相手の気持ちに配慮しながらも、悩みを打ち明けることで、解決へと向かうのかもしれません。
みなさんは、この記事を読んでどのように感じましたか?
臨床心理士・公認心理師、COBEYAセラピスト。
2010年鳴門教育大学大学院修了。
スクールカウンセラー、男性相談員、就労支援相談員、専門学校講師等を経て、2021年よりCOBEYAにカップルセラピストとして参画。
これまでの3,000件以上に及ぶ臨床経験を活かし、パートナー間の課題解決をサポート。
(MOREDOOR編集部)